苦味やえぐみ、渋味の要因といわれる「アク」。美味しく食べるために、食材によっては水にさらしたり、お酢につけたりとアクを抜く必要がありますが、キュウリのアク抜き方法はちょっと違うんです!
キュウリのアク抜きは「切ったヘタを切り口にこすりあわせる」という独特の方法でおこなわれますが、なぜこの方法でアクが抜けるのかという理由と、キュウリの簡単レシピをあわせて3つご紹介します。
■知れば納得!キュウリの面白いアク抜き方法
「切ったヘタを切り口にこすりあわせる」という独特の方法でおこなわれるキュウリのアク抜きですが、どうしてこれだけで細長いキュウリのアクが抜けるのでしょうか?
キュウリの皮のすぐ下には、水や養分などが流れる維管束(いかんそく)がありますが、キュウリのアクである蟻酸(ぎさん)という物質は、その維管束の液の中に集中しているのだそうです。
キュウリの先端をカットしヘタの部分と実の切り口部分をこすり合わせると、液がでます。そうするとキュウリの渋味の要因である蟻酸も少なくなり、アク抜きができるという訳です。
2分ほどこすりあわせるだけで、だいぶアクを軽減できるようですよ。
(1)キュウリのヘタの部分をカットする。
(2)キュウリのヘタの部分をカットした切り口にこすりあわせる
(3)2分間グルグルとこすりあわせるとこうなりました
白い部分がアクです。2分でこんなにでるんですよ。面白いですね。
■<夏に美味しいキュウリの簡単レシピ1> キュウリの塩昆布和え
<材料>つくりやすい分量
キュウリ 1本
A
塩昆布 適宜
ゴマ油 大さじ2分の1
<作り方>
キュウリはアクを抜いた後、3cmほどの長さにカットする。ビニール袋にキュウリとAを入れ、めんぼうで粗くたたいたら完成。
■<夏に美味しいキュウリの簡単レシピ2> キュウリとミョウガのさっぱり黒酢和え
<材料>つくりやすい分量
キュウリ・ミョウガ 各1本
A
黒酢 大さじ3
砂糖・醤油 各大さじ1
<作り方>
キュウリはアクを抜いた後、斜め薄切りにしてから千切りに。ミョウガも千切りにする。よく混ぜ合わせたAと一緒にボウルに入れ味が馴染んだら完成。
■<夏に美味しいキュウリの簡単レシピ3> キュウリのペペロンチーノ
<材料>つくりやすい分量
キュウリ 1本
ニンニク 1かけ
トウガラシ 1本
オリーブオイル 大さじ1
塩・コショウ 適宜
<作り方>
(1)キュウリはアクを抜いた後、ベジカッターやピーラーでリボン状にカットして、パスタのようにする。
(2)フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたニンニク、種をぬいたトウガラシを入れ弱火で香りをオイルにうつす。
(3)(2)にキュウリを入れ、さっと炒めて塩・コショウで味を整えたら完成。
いかがでしたか? 実験のようで面白いキュウリのアク抜き。より美味しくなるので、是非お試しくださいね。
(生井 理恵)
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