【2019年1月18日開催】2019年は体温を上げてキレイになる!温活セミナー レポートVol.2
2019/02/05
2019年1月18日(金)、日本すっぴん協会で開催した「2019年は体温を上げてキレイになる!温活セミナー ~冷え性をかんがえる~」。
国際中医薬膳師の坂本雅代さんを講師にお招きし、中医学の観点から冷えについてさまざまなお話をしていただきました!
セミナーレポート前編では冷えの基礎知識をご紹介しましたが、後編では、日々の暮らしの中で取り入れたい冷え性改善のためのポイントをお伝えします!
冷え対策には「3つの首」を温めて!
からだの冷えが気になる方は「3つの首」を温めるのがおすすめ。
「首」という字がついた、首・手首・足首の3つの部位は、皮膚が薄く血管が太い上、ツボも多い場所。
そのため、ここをしっかり温めることは、冷え性改善にとても役立つのだそうです。
また、夏場の室内はクーラーによる冷えも気になるところ。
実は、夏に冷えを蓄積してしまうと、翌シーズン以降(秋・冬)に風邪をひいたり体調を崩したりしてしまうこともあるのだとか…!
夏だからと油断せず、上着を羽織ったりブランケットを使ったりして、冷え対策をしっかりしたいですね。
食べ物もからだを温める作用があるものを選んで!
冷え対策には、普段口にするものも意識することが大切。
普段から取り入れやすい方法として坂本さんにおすすめしていただいたのは、
あたたかい紅茶にシナモンパウダー、ジンジャーパウダーをプラスすること。
こうしたからだを温めるスパイスは、スーパーでも入手できるので、気軽に取り入れることができますよ。
また、甘味をつけたいときには黒砂糖がおすすめだそうです。
中医学では、食材の部位によってさまざまな作用があると考えられているそうですが、細かい分類を覚えるのはプロでも大変。
そのため、覚えておくと便利なものをご紹介いただきました!
寒い地域で育つもの
寒い地域で育つものにはからだを温める作用があるものが多いそうです。
その土地で元気に過ごすためには、その土地で育ったものを食べると良いと考えられているのだとか。
土の中で育つもの
土の中で育つ根菜類はからだを温めてくれるものが多いのだそうです。
薬膳では、人参・ごぼう・山芋を滋養強壮食材としてもよく使われているそう。
根菜は火を通さなければ食べられないものも多いですが、火を通すことも冷え対策には◎。
辛いもの
唐辛子や生姜、ネギなどの辛みのあるものには、「辛温性」と呼ばれる、からだを温める性質があるそうです。
そのため、こうした食材をいつもの料理にプラスすることでも冷え対策に。
このほかにも、白砂糖から黒砂糖に調味料を変えてみたり、冬の旬の食材をとりいれてみたりと、日々の食生活の中で意識できそうなことをたくさん教えていただきました。
気になるときに押したい!冷え対策のツボ
最後に、冷えが気になったときに押したいツボの位置を教えていただきました!
ここでは、気になったときにすぐに押せる、手のツボをご紹介します。
オフィスでも電車でもいつでも押せる冷え対策のツボが「指間穴(しかんけつ)」と「合谷(ごうこく)」。
「指間穴」は、手指の間の水かき部分。自律神経を整えることが期待できるのだそう。
一方、足指の間の付け根部分は「八風」と呼ばれていて同様の効果が期待できるので、自宅でリラックスタイムに押したいツボです!
「合谷」は、親指と人差し指の骨の交差点からやや人差し指よりにあるへこみ部分。
首から上のあらゆる痛みに効果が期待できるのだとか!
肩こりや眠気覚ましにもおすすめだそうなので、オフィスでも気がついたときに押したいですね。
参加者の皆さんも、実際に位置を確認しながらツボ押しを体験。
「ツボ押しなら普段から簡単にできそう」とおっしゃっていましたよ!
からだの冷えのようなちょっとした不調を放っておくことなく、意識して改善していくことで、心身ともに健康で美しい毎日を送りたいですね。
今回の講師・坂本雅代さんの書かれたコラムは、日本すっぴん協会内の美容コラムコンテンツ「ごきげん手帖」にて公開中です。
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