【2019年1月18日開催】2019年は体温を上げてキレイになる!温活セミナー レポートVol.1
2019/02/05
2019年1月18日、日本すっぴん協会は「2019年は体温を上げてキレイになる!温活セミナー ~冷え性をかんがえる~」を開催しました。
今回のセミナーの講師は、国際中医薬膳師の坂本雅代さん。
多くの女性の悩みである「冷え」について、中医学の観点からお話をしていただきました。
セミナーレポートの前編となるこちらでは、意外と知らない冷えの基礎知識についてお伝えします!
冷えは蓄積される!?
まず坂本さんにお話しいただいたのは、「冷えは万病のもと」といわれている理由について。
中医学では、冷えには段階があり、からだの奥まで冷えが進行することによってからだの不調が現れると考えられています。
冷えの段階は全部で5つ。
手足の冷え(第一段階)から始まり、下半身の冷え(第二段階)を感じるようになり、やがて手足のほてり(第三段階)や上半身のほてり(第四段階)といった、更年期障害の症状を感じるようになるのだとか。
最終的には、冷えが「腎」にまで進行し(第五段階)、腎臓系のトラブルのほか、関節炎などの影響が出ることもあるのだそうです。
また、冷えは年齢とともにどんどん蓄積されていくため、放っておくと段階が進み、更年期などの症状が重くなってしまうことも。
そう聞くと、早いうちから真剣に冷えと向き合うことが大切だと感じますね。
冷えは「未病」の一種
「未病」とは中医学の考え方であり、字のごとく「病院に行くほどではないからだの不調」のこと。
肩こりや腰痛、頭痛なども未病の一種なので、現代女性にはとても身近な悩みかもしれませんね。
この未病にしっかり向き合って対処し、病気を防ぐという考えが、中医学での「養生」と呼ばれるものなのだそうです。
また、冷えは蓄積されてしまうという面を持っているため、形を変えてさまざまな症状があらわれてきてしまうのが恐ろしいところ。
むくみ、めまい、不眠、だるさ、疲れやすさなど、
一見冷えとは関係がないように思えるものも、冷えが原因となっている可能性があるそうですよ。
冷えには5つのタイプが!
そして、ひとことに冷えといっても、中医学では原因によって5つのタイプに分類されるそうです。
・血が不足することによる「血虚(けっきょ)」
・気の巡りが滞ってしまっている「気滞(きたい)」
・体内に余分な水が溜まってしまっている「水毒(すいどく)」
・血がドロドロとしていて流れの悪い「瘀血(おけつ)」
・エネルギー不足による「気虚(ききょ)」
といった5つにわけることができ、それぞれ解決法も異なります。
セミナーではチェックリストを使用して、自分の冷えタイプを確認!
それぞれのタイプ別に、積極的に取り入れたい食材や、できるだけ控えたい食材、意識したいことを教えていただきましたよ。
(自分の冷えタイプを確認したい方は、こちらの記事をチェック!)
後編では、日々の暮らしの中で取り入れたい冷え性を改善するためのポイントをお伝えします!
(セミナーレポートVol.2に続く)