いよいよ6月も終盤。新生活に慣れてきたという人も多くいる一方で、「職場などに苦手な人がいて辛い」「会うたびに気分が憂うつ……」なんてお悩みの方も少なくないのでは?
そんなときはどのような行動をしたら気持ちがラクになり、周りの人と良好な関係を築くことができるのでしょうか。
今回は、フリーアナウンサーでコミュニケーション講師の筆者が、「苦手な人と付き合うコツ」を3つお伝えします。
1.人間関係は2:7:1と割りきろう
よく、男性脳は理論的、女性脳は感情的と言いますが、女性は「共感されたい」「周りと仲良くしたい」という気持ちが強いといわれています。しかし、全員と仲良くするのは難しいですよね。
人間関係は「2:7:1の法則」と言われ、最初からあなたのことを好きで仲良くなる人は2割、どちらでもない普通のお付き合いの人は7割、合わない人が1割います。
全員と仲良くすることは出来ませんし、全員に好かれることはありえません。それは八方美人的なことでもありますよね。
まずは、“全員と仲良くする必要はない”と割り切ってみると、気持ちがラクになるのではないでしょうか。
2.相手のいいところを見つける
それでも、職場やお客様など、仕事上でお付き合いしなければいけない人もいます。その場合はまず、相手の「良いところ」を見つけましょう。
離婚経験のある友人の話を例に挙げると、夫婦の関係悪化のきっかけはご主人の“箸の持ち方が気に入らない”ところから始まったそうです。相手の嫌なところをたった1つでも見つけると、他にもどんどん悪いところが見えてきてしまいます。
これを逆手にとって、まずは苦手な人の良いところを1つ見つけてみましょう。そうすると他にも良いところが見えてきて、相手のことを肯定的に思えるようになり、だんだん辛くなくなってくるかもしれませんよ。
3.相手との共通点を伝えてみて
そしてもう1つのコツは、“相手と自分の共通点を見つける”こと。人は「共通点」に親近感を持ちます。「自分と似ている人であれば自分のことを嫌わないだろう」と思うからです。
例えば、出身地が一緒と知り、急に打ち解けた経験はありませんか? 学校、学年、血液型、趣味、好きな食べ物 etc……、共通点があればあるほど、人は仲良くなります。相手に合わせて「私も〇〇が好きなんです」「服(小物)の色が一緒ですね」などの会話をしてみましょう。
以前、私がラジオディレクターをしていたとき、打合せでとても話しにくい苦手なゲストの方がいました。しかし相手のことをとことん調べ、共通点や興味のあることにフォーカスして話を進めたら、本番はわきあいあいとお話いただけることができたのです。
いまはInstagramやブログなどで相手の情報も仕入れやすいので、それらを活用してみるのもおすすめですよ。
職場など多くの人々が集まる場所では、どうしても苦手な人と付き合わなければならない機会もあると思います。そんなときは、ぜひ今回ご紹介した3つのコツを思い出してみてくださいね。
ライタープロフィール
スピーチコンサルタント・倉島 麻帆
スピーチコンサルタント、フリーアナウンサー。NHK、日経新聞など多数メディアに出演。脳科学・心理学メソッドも使い、好かれる「話し方・コミュニケーション」研修を、上場企業をはじめ全国で行っている。著書「引きつける話し方が身につく本」など多数。
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