飲む機会が増えるこの時期。暴飲暴食に冬の乾燥もプラスされ、お肌がはボロボロ、髪もパサパサ。
さらに、情緒も不安定でイライラしやすく、PMS(月経前症候群)の症状が重い気がする……。なんていうことはありませんか?
そこで今回は、飲み会で率先して食べたい美容やPMSに良い居酒屋メニュー選びをご紹介します。
連日飲み会が入っている……なんて人は参考にしてみてくださいね。
飲みながら美容とPMSの軽減を叶えるメニュー
(1)牛肉やカツオなど赤身の肉・魚
飲み会ではローストビーフ、カツオのたたき、ブリのお刺身などを率先して食べるのがおすすめです。
なぜなら、「鉄分」と「ビタミンB6」を多く含むため。
「鉄分」は肌を健康的な血色にするために必要ですし、PMSになりにくくする栄養素ともいわれています。
「ビタミンB6」は健康な肌、髪を作る際に欠かせませんし、ホルモンバランスを整え<PMS症状緩和に良いと見込まれています。
この2つの栄養素を多く含むのが赤身の肉と魚なのです。
青魚に多く含まれる「DHA」・「EPA」は酸化しやすい油なので、お刺身でとるのが一番おすすめ。
また、揚げたものはできれば避けましょう。
(2)アボカド
美肌食材といえばアボカド!
PMS時期に起こりやすい「情緒不安定」は神経が緊張・興奮しているともいわれますが、アボカドに多く含まれる「ビタミンE」は神経伝達物質の代謝に関わっているので摂っておくと◎。
アボカドは1個で約7.4gもの食物繊維が摂れることもポイント。
食物繊維は食後の高血糖を防ぐので、イライラを防ぐ面からもおすすめ。
アボカドと野菜をたっぷり使用したサラダをぜひ注文してくださいね。
カラフルな食材は酸化を予防する栄養素を多く含むので(1)の赤身の肉・魚とセットにするとさらに良いです。
(3)しらす、ナッツ、海藻
PMS時期のイライラや情緒不安定を和らげるといわれる「カルシウム」や「マグネシウム」を多く含むのが、しらす、ナッツ類、海藻。
「マグネシウム」は肌の元となるたんぱく質の代謝にも必要です。
和風サラダとして居酒屋でよく見かける食材ですね。しらす入り卵焼きや、海藻サラダなどで摂り入れましょう。
いかがでしたか? お酒の席も、美容とPMSに良い食材を取り入れる場として活用してみてくださいね。
ライタープロフィール
生理前の不調(PMS)改善カウンセラー/管理栄養士・海老沢 直美
高校生から13年悩んでいたPMSを「食×睡眠×心」で心身共に楽にした経験を活かし、食事カウンセリングを行う。望む人生を送る女性のサポートをしている。
【保有資格】
管理栄養士/JHS認定ハーブインストラクター中級
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【参考】
※高瀬聡子・細川モモ著(2014年)『いちばんわかるスキンケアの教科書』(講談社)
※鉄分を多く摂取すると月経前症候群になりにくい – サンクロレラ研究サイト
※ビタミンB6 – 厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業
※落合敏著(2014年)『新しい実践栄養学』(主婦の友社)
※PMSを緩和するために知っておきたい食事とは? – ゼリア新薬工業
※食品成分データベース – 文部科学省
※食物繊維の豊富な朝食が血糖コントロールに好影響 – 糖尿病ネットワーク
※服部幸應 著(2014年) 『心と身体を強くする 食育力』 (マガジンハウス)
※根来秀行 著(2014年) 『男も女も若返り、健康になる ホルモンを活かせば、一生老化しない』 (PHP研究所)