最近、よく耳にするようになった「マインドフルネス」。マインドフルネスとは、“今この瞬間に、雑念を捨て全ての感覚をむけて集中する”という、瞑想をベースにしてつくられた考え方なのだそうです。
このマインドフルネスを食べ方に応用することで、やせグセがつく食べ方をマスターできそうです!
■マインドフルネスな食べ方で、やせグセがつく理由
「食べる」ということにフォーカスし、五感をフル活用して食べるマインドフルネスな食べ方では、ゆっくりとよく噛んで食べることになります。咀嚼には、満腹中枢を刺激する効果や、交感神経を刺激し脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きのあることがわかっています。
また五感をフル活用して食べることで、感覚的な刺激が脳に伝わり「美味しい」という刺激を脳が受けると、エネルギー消費が高まることもわかっているそうです。マインドフルネスに食べれば、おのずと早食いやドカ食いを防ぎ、エネルギー消費を高める食べ方になります。
マインドフルネスな食べ方 5つのステップ
<ステップ1>目で感じる
まずは、自分が食べようとしているものを、よく見てみましょう!
・どんな食材が入っている?
・どんな食感だろう?
・どんな味がしそう?
など、目で確認することができる情報から、食べものの味を想像してみます。
<ステップ2>手で感じる
次に、お箸やカトラリ―を使って食べものをとってみます。
・軽い? 重い?
・柔らかい? 固い?
など、お箸やカトラリ―を通して手に伝わってくる食材を感じます。
<ステップ3>鼻で味わう
お箸やカトラリ―で持った食材は、必ず口に入れますね。その前に、その食材の香りを感じてみましょう。
・好みの香りがする!
・辛そうな香りがする!
・美味しそう!
など、香りから味を想像してみます。
<ステップ4>温度や食感を感じる
口に入れた瞬間に感じることは、どんなことでしょうか?
・思っていたより温かい? 冷たい?
・軟らかい? 固い?
など、食べものの温度や食感を感じてください。
<ステップ5>味を感じる
そして、最後にしっかりと食べものを味わいます。
・口に入れた瞬間の味わい
・噛むほどに変わってくる味わい
・飲み込んだ後に、口に残る味わい
など、口に入れてから噛んで飲み込むまで、その食べものの味の変化を感じましょう。
同じ食べるなら、ゆっくりとよく味わって食べたほうが、美味しく楽しくいただけますよね。マインドフルネスな食べ方を心がけて、やせグセをつけたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
【あわせて読みたい】
・心のエクササイズ『マインドフルネス』を知っていますか?
・心のエクササイズ『マインドフルネス』をやってみよう!
・#私のごきげん習慣『食べてキレイが基本の食のルール』
・「咀嚼」で痩せ体質に!?うれしい咀嚼のメリット3つ
【エイジングケア情報は姉妹サイトへ】
・ヨーグルトと一緒に食べると美味しさ&効果UPの野菜3つ
・料理家が実践!醤油と酢が格段に美味しくなる簡単テク2つ
・これだけは守りたい!ダイエットに必要なたったひとつのこと
・ツヤとキラメキを!美髪を作る「生ワカメ」の食べ方
【参考】
※長時間咀嚼すると食後のエネルギー消費が増える – 東京工業大学
※よく噛んで味わって食べる効用–メタボリックシンドロームと肥満の予防対策 – 花王
※河田照雄「肥満・エネルギー代謝とポリフェノール」(日本ポリフェノール学会雑誌 Vol.5 No.1 ProPo 2016)日本ポリフェノール学会