三寒四温な今日この頃。春らしい暖かさを感じられる日もあれば、まだまだ寒い日もありますよね。
スパイスの中には、血行促進作用や発汗作用により、冷え予防が期待できるものがあります。寒さ対策でスパイスを気軽に取り入れたい時は、飲み物にスパイスを入れてみて。「それって美味しいの?」と心配になると思いますが、意外と美味しくなるものばかり。冷えで悩んでいる人は、ぜひ試してみてくださいね。
(1)ヨーグルトドリンクに山椒
山椒をかけるものといえばウナギですよね。ヨーグルトドリンクにプラスするの? とビックリされた方も多いのではないでしょうか。2つを合わせることで、香りも味もエスニックなドリンクが誕生します。
山椒に含まれる「サンショオール」には、基礎代謝をアップさせる作用や、発汗作用があります。エスニックな雰囲気と相まって、身体もポカポカとしてきそう。
(2)ローズヒップティーに胡椒
赤いさわやかな酸味のローズヒップティー。胡椒にはピリッとした辛味がありますが、ローズヒップティーにプラスすると胡椒の味はあまり気にならなくなります。
胡椒に含まれる辛味成分の「ピペリン」には血行の流れを良くする効果が期待できます。胡椒の分量は飲みながら調節して、好みの量を入れてくださいね。温かいローズヒップティーと胡椒で体が温まるはずです。
(3)紅茶にタイム
南ヨーロッパ原産のハーブのタイム。フレッシュなタイムには発汗作用があります。それにより、 体を温める作用が期待されます。これを紅茶にプラスすると、ハーブがほんのり香って美味しくいただけます。
フレッシュなタイムは鉢植えでも売っていますので、緑を楽しみながら育ててみるのはいかがですか。
(4)コンソメスープにローリエ
ローリエは煮込み料理によく使われる月桂樹の葉のことです。ローリエの葉の香り成分の「シネオール」には血行を促進する働きが期待されています。
また、葉に含まれる香油成分である、「ピネン」や「リナロール」などには食欲を増進する作用も。インスタントのコンソメスープに、ローリエの葉を入れてお飲みください。ローリエ独特の香りが広がり、いつもとは違った味を楽しめるはずです。
スパイスをドリンクにプラスワンするだけで、冷え対策ができちゃいます。ぜひお試しあれ。
(株式会社アリオール 代表取締役・岡野 ユミ)
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【参考】
※山椒 – わかさの秘密
※主婦の友社 編集(2015年)全身の「血めぐり」改善100のコツ 決定版(主婦の友社)
※吉田企世子・棚橋伸子 著・監修(2011)『旬の野菜と魚の栄養事典』(エクスナレッジ)
※中村丁次 監修(2001)『体に効く、最新改訂版 栄養成分バイブル』(主婦と生活社)
※中嶋 洋子 著・監修 阿部 芳子・蒲原 聖可 監修(2009)『食べ物栄養事典』(主婦の友社)