食卓に並んでいるとほっとするのはやっぱりお味噌汁。だけど一頃「塩分が多い」なんて話題になったから、毎日飲んでいいものかどうかちょっと心配…なんて思ったことはありませんか?お味噌汁って毎日飲むと塩分摂り過ぎになってしまうの?そんな疑問について調べてみました。
■意外と少ないお味噌汁の塩分
塩を使っている日本の食品として挙がりやすい味噌。しかしながら、お味噌汁の場合味噌を一度に大量に食べることはく、お味噌汁の塩分は1杯分にして約1.4g。塩鮭が一切れあたり約6.5g、カップラーメン1杯は約4.8g、コーンポタージュは1杯約2.2g、たくあんは2切れで約2.1g…と他の食品と比べても、お味噌汁の塩分量は決して多い訳ではありません。
また、厚生労働省の定める1日の理想塩分量は女性は約8g以内とされているので一度の食事で何度もおかわりをするようなことが無ければ、お味噌汁の塩分は気にしなくても良いと言えるでしょう。
■ダシをきちんと取ったり、カリウム豊富な具にすればGOOD
それでもお味噌汁の塩分が気になる、という場合に押さえたいポイントはダシをしっかりと取ること。煮干しなどできちんとダシを取ることで、味噌の分量を少なくしても美味しいお味噌汁になります。
また、具材をじゃがいもや茄子といったカリウムの多い野菜にすることで塩分を排出することにつながり、むくみ対策になります。
■美肌視点でおすすめの具3つ
(1)さといも
上品な甘さを楽しめるお味噌汁の具といえば、さといも。さといものカリウムは100gあたり640mgと豊富なほか、肌ツヤを良くしてくれる葉酸も30μgと美肌に心強いお味噌汁の具。
(2)納豆
一見意外に思う方もいるかもしれませんが、納豆とお味噌汁の相性は抜群。カリウムは100gあたり700mgも含んでいるだけではなく、カルシウムやマグネシウム、鉄分や亜鉛といったミネラルも豊富だからこそ上手に使いたいところ。具材として使うときはひきわり納豆がおすすめ。
(3)ぶなしめじ
カリウムが豊富とされているキノコ類の中でもお味噌汁と相性が良く、カリウムが100gあたり340mgと多く含まれているのはぶなしめじ。また、ナイアシンも5.2mg含んでいるので肌のパサつきが気になる時にはぶなしめじを。
飲み方をきちんと意識することで塩分を摂りすぎるどころか、美肌の味方になってくれるお味噌汁。具材や調理のポイントを押さえて毎日美味しく飲んじゃいましょう。
(前田紀至子)
【参考】
※味噌汁の塩分、心配しすぎかも 最新の研究で判明 – 日本経済新聞