意識の高い人は始めてる!美容のNEWスタンダード「クリーンビューティー」ってなに?
2019/09/04
日常に取り入れるものが何からできているか、周囲にはどんな影響を与えるかについて、気にかけ始めた方も増えてきていると思います。
例えばスーパーで「〇〇さんのつくったトマト」という文字をみかけたら、そちらを選んでみたり、化粧品を買うときに成分のことも少し気にかけてみたり・・そういった経験がある方も多いのでは?
美容に関しても、ユーザーが「信頼がおける」と自ら納得できた“クリーン”な製品を選ぶ傾向は高まっており、
いま盛り上がっている美容のキーワードに、「CLEAN BEAUTY(クリーンビューティー)」ということばがあります。
今回はこのクリーンビューティーについて、24年前に5つのミネラルだけでつくられたファンデーションを発売し、ミネラルコスメのパイオニアとして多くの製品を送り出してきたブランド「ベアミネラル」のブランドマーケティングシニアマネージャー、村上有さんにお話を伺いました。
▲村上さんは、20年以上化粧品業界に携わる美容のプロフェッショナル!
ベアミネラルの考えるクリーンビューティーとは?
まずは、この耳慣れないワードについて、ひも解いていきましょう!
クリーンビューティーについて明確な定義がないのが現状ではありますが、
今回のインタビューで見えてきたクリーンビューティーとは、端的にいうと以下のとおり。
「消費者自身の、購入する化粧品について確認・納得してから購入したいという意識から生まれたものがベアミネラルの考えるクリーンビューティーです。化粧品にとらわれずとも先進国がこれから進んでいくべき道、考え方でもあり、ブームというトレンドを超えて定着していくのではと考えています。
また、クリーンビューティーには他にもいくつか条件があります。それは、肌に刺激をもたらすと判断した成分は使わないこと、地球環境に配慮したものであること、動物実験を行わない・ビーガン処方であることなどもクリーンビューティーの要素に入ってくるんですよ」(村上さん)
▲実際にベアミネラルでは「良いものをふんだんに使い、余計なものはいらない」という信念のもと独自基準を設定し、ものづくりを行っているそう
クリーンビューティーが市民権を得るのは「環境のベースが整ってきた」から!
そんなクリーンビューティーが少しずつ広まりを見せているのは、クリーンビューティーが支持される世の中のベースが整ってきたからなのだとか。
「ファッション・エクササイズ・レジャー・ライフスタイルの4つの側面からみていくと、時代の流れからもクリーンビューティーが浸透してきているのが必然であることが、分かりやすいかと思います」と村上さん。
例えば、ファッションではアスレジャーが話題になったり、お財布すら持たずにスマホ決済を取り入れ、バッグがどんどん軽量・小型化し、ミニバッグで軽やかに歩く人が増えてきたり。アウトドアブランドをタウンユースに取り入れる人も増えました。
また、ヨガやサップ、グランピング*やエコツアーといった「自然の中に身を置いたスポーツやレジャーが、単なるブームから定着してきている感じがみてとれますね」と村上さん。
*写真映えするような、おしゃれに楽しむキャンプのこと
さらに、欧米を中心にビーガン食を選択する人や、国内でも地産地消の地元野菜を選ぶ人、
古着を効率的に活用できるメルカリを利用する人も増えていますね。
そうした私たちを取り巻く環境から見えてくるのは、限りある資源を上手に使い、無駄なものを持たずに自然と共に軽やかに生きていきたいといった消費者意識の変化だそう。その中で、日常的に消費するものこそ一歩踏み込んで真剣に選ぶこと、つまり「食べるものと同じように化粧品を選ぶことは、時流にのった必然の流れだと感じています」と村上さんは言います。
もちろん、使ってキレイになるのが大前提!
ここまで環境の変化をみていきましたが、
化粧品を使うのなら、使って美しくなることがまず大切!
ベアミネラルでも、前提として使用感や仕上がりの良さにはとことんこだわりながら製品開発を行っていると言います。
「もちろん、化粧品ですから使って今よりもキレイになるということが大切です。しかしこれからは、それだけでなく、“美しさ”に“ウェルネス”と“サステナブル”を兼ね備えたものに注目が集まり、望む人が増えてくる時代。
ウェルネスは、安心があるから心や体の健康もあるというように、“安心できる”ということもひとつポイントになっています。
またサステナブルは、賢い女性であればあるほど、消耗品であるメイク用品を自分ごと化からもう一歩進んだ観点でとらえ、環境面にも配慮したものを選びたいという意識をお持ちのように思います」(村上さん)
▲8月1日から発売している「CR ハイドレイティング ファンデーション スティック」は、ユネスコ世界自然遺産にも登録されている自然豊かな済州島の水を使用。溶岩を通ってろ過されるため、深海よりもミネラル豊富な海水なのだそう。水系成分を30%以上含んだビーガンフォーミュラで作られたスティックファンデは、肌のうえでするすると伸び、みずみずしくうつくしい仕上がりと使い心地のよさを両立した優秀アイテムです
$0
▲スティックファンデの伸び感はこちらの動画からチェック!
さあ、クリーンビューティーをちょっとずつ取り入れてみよう
素敵なムーブメントが始まっている予感がしますね。
「今は人生100年時代と言われるように、ひとりの人が化粧品を使うスパンも長くなっています」(村上さん)。
使う期間が長くなってきたからこそ、周囲や未来のことにも思いを馳せ、“私の肌にいい”から一歩すすんだ“環境や動物にもやさしい”化粧品を選んでいくのが、美容のひとつのスタンダードになっていくかもしれません。
毎日のメイクの中に、どれかひとつクリーンビューティーな製品を取り入れてみるだけでも気持ちが変わってくるはず。
みなさんも、肌にも地球にもうれしい美容、はじめてみませんか?
*9月5日(木)正午公開予定です
(日本すっぴん協会運営チーム・秋丸穂乃佳)