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臨床心理士 山名裕子が教える 『恋する美肌を作るココロ』 - 山名裕子

2014/07/18

written by 岡本静香

臨床心理士 山名裕子が教える 『恋する美肌を作るココロ』 - 山名裕子臨床心理士 山名裕子が教える 『恋する美肌を作るココロ』 - 山名裕子


心理職専門家・臨床心理士として自身のクリニック『やまな mental care office』で日々カウンセリングをされている山名裕子さん。女性のお肌は、精神状態でも変わるもの。私たちはどのように心を整えれば良い笑顔・美しい肌になるのか、大人になっていく肌とどのような気持ちで向き合って行けば良いのか山名先生に教えて頂きました。

―“臨床心理士”という言葉は聞いた事があるのですが、具体的には何を専門にされている方か教えて下さい。

山名さん : 簡単に言うと、心の専門家ですね。臨床現場で心のケアやメンタルトレーニングを行っています。カウンセリングの場をリラックスし、ストレスを発散できる場にしようと心がけています。

私は『認知行動療法』を専門としていて、認知に働きかけて気持ちを楽にする心理療法を取り入れています。日本ではカウンセリングというのがあまり身近ではないのですが、日常的な悩みがある方や心の持ちようを変えたい方にも通って頂きたいと思っているんです。少し考え方を変えるだけで、ぐっと楽になります。

臨床心理士 山名裕子が教える 『恋する美肌を作るココロ』 - 山名裕子

―山名先生がいらっしゃった瞬間、ふんわりとした笑顔で一気に場が明るくなりました。笑顔が与える心理効果ってやはり大きいんですか?

山名さん : 自然な笑顔が素敵ですよね。目尻が下がっていること・両頬がバランス良く上がっていること・口角が上がり上の歯が見えていること、が素敵な笑顔のポイントです。大きな口を開けて『あ、い、う、え、お』と顔の体操して表情筋を鍛えるのも良いです。あと笑顔って癖づくものなので、なかなか表情が硬い方でも常に笑顔で人と接するようにすれば段々自然な笑顔になっていきます。
初めての人と会う前、緊張している時等は楽しいことをイメージして明るい気分に持って行くと笑顔になりますよ。

―先生のとても柔らかな考え方が印象的ですが、心を健康に保つためにはやはり明るい気持ちになろうとする努力が必要ですか?

山名さん : 無理に根拠のないポジティブシンキングに持って行くのではなく、色々なことに臨機応変に対応できる『適応的認知』という考え方を身につけましょうと患者さんにはお話しています。
例えばマイナス思考に陥ってしまったり、無理だと決めつけてしまったり、根拠がないのに自分にとって不利で悲観的な結果を出してしまうのではなく、(どうしてそう思ったの?)(本当にその選択肢しかない?)と問いかけてみることが大事です。視野を広く持ち、根拠のない不安は捨てること。冷静に、平等に判断する事ですね。『どうせ私なんて』というのも、感情的に決めつけた結果の考え方なので、理性を失わずに状況を見る事が、様々なことを乗り越えやすくなるきっかけになります。

臨床心理士 山名裕子が教える 『恋する美肌を作るココロ』 - 山名裕子

―女性は恋すると綺麗になる、とよく言われますが、恋愛=綺麗になる、というのは心理学的に実証されているのでしょうか?

山名さん  : 人を好きになることで女性ホルモンが分泌されるので、恋すると女性が輝くのはそうですね、合っています。

―綺麗になるのは良い恋愛の時ですよね?

山名さん : はい、ホルモンのドーパミンは良い恋愛の時に出ます。そしてドキドキは交感神経が刺激されて代謝も高まります。なので心理的に刺激し合える相手、やや緊張する相手の方が良いですね。女性ホルモンPEAは安心しすぎると出ないホルモンなんです。

―ということは、一番綺麗になるのは、幸せな片思いの時ですね

山名さん : そうですね〜!

—恋愛のことばかり考えてしまうと、辛い想いをした時に悩んでしまう女性が多いと思うのですが、そんな時はどうすれば良いでしょうか?

山名さん : 一回忘れることでリフレッシュされるので、『今この時に集中する』のが良いです。例えば深呼吸して耳を澄ましたり、野外に出て自然の音に耳を傾けたり空気の香りを嗅いだり、五感に集中する精神統一が効果的です。

—山名先生はお肌もとっても綺麗で透明感が溢れているのですが、スキンケアはどのようなことをなさっていますか?

山名さん : 本当にシンプルなケアを続けています。美容は毎日するものなので、美容液・化粧水・乳液の3ステップです。
新しい美容を試そう!という想いが綺麗になりたい気持ちに繋がるので、良いと言われているコスメを試すのも好きですね。今はランコムのジェニフィック アドバンストを塗った後に、肌研の極潤化粧水と乳液を使っています。

—美容を続けるのがストレスになったり、自分の目標とする肌が遠く感じてケアをするのが嫌になったりする時も女性にはあると思います。どのような心持ちで美容をしていくのが良いのでしょうか?

山名さん : やはり続ける範囲でやっていくことが大切ですね。あまりこだわりすぎて追いつめずに、例えば『気になる人から誘われるようにがんばろう』とか、『このお洋服の色が綺麗に映えるお肌になるようにがんばろう』とか、身近な目標を持つと続けやすいと思います。
美容の結果は翌日にすぐ出るものではないので、長い目で見ようという気持ちで続けると良いです。

臨床心理士 山名裕子が教える 『恋する美肌を作るココロ』 - 山名裕子山名 裕子(28歳) 臨床心理士(心の専門家)1986年5月7日生まれ。静岡県出身。
著名な精神科医師の父を持つ心理学会のサラブレット。心理学資格の中で最難関とされる「臨床心理士」の資格を取得し、自身のメンタルケアオフィス「やまな mental care office」を東京青山に開設。ストレスケアと認知行動療法を主軸にカウンセリングを行う。精神障害から人間関係の悩み、美容やダイエット、恋愛まで、日常のありとあらゆる悩みに対応している。カウンセリング文化が定着している欧米に比べ、まだまだ偏見の残る日本でカウンセリングの大切さを伝えるため、メディア出演をはじめ幅広く活動中。

山名裕子オフィシャルブログ

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