笑顔の秘けつは“リトル自分”を認めてあげること-ダイエット美容家・本島彩帆里
2017/09/01
※2017年8月時点

―明るい笑顔が印象的な本島さんですが、以前はコンプレックスも多かったとお聞きしています。自分を責めてしまうような昔から変わって前向きに物事を進められるようになったきっかけは、どんなところにあったと思いますか?
エステサロンに勤めていた頃、気持ちも私生活もボロボロだった時期がありました。その時、仕事でお付き合いのあった心理カウンセラーの方に相談してみたことが大きなきっかけになりました。「コントロールできない自分は何歳くらいですか?」と聞かれて、「3歳」と自分の中に浮かんできたんです。その時“コントロールの効かない小さい自分”に気付くことができました。その“リトル自分”に出会った時から、自分を責めすぎることが減ったり、出来ていることをちょっとずつ認めていけるようになり、メンタルが大きく変わっていきました。
―自分を認めてあげることは、幸せに暮らすために必要なことなんですね。
そうなんです。それまでは、自分の「ちょっと食べたいよ」とか「こうしてほしいよ」という欲求も、全て我慢させていたので、そのうちに爆発してしまい、コントロールが効かなくなるというのが通常パターンで…(苦笑)。でも、リトル自分の声を聞けるようになってからは、リトル自分が『チョコ食べたい!』と言ったら、大人な私が「じゃぁ、チョコレートは食べたいけれどダイエットもしたいから、カカオ90%以上のチョコレートにしよう」と調整できたり、自分がしたいことと“リトル自分”がしたいことをすり合わせていけて、ストレスフリーになっていったんですよ。

―結構、若い時の方が“何でも食べない”だったり、ストイックになりがちだったなと思います。ポジティブに過ごすためには、心の声を聞いてあげることが大切なんですね。
自分の心の声を素直に聞いてあげられることが、自分らしさを伸ばす秘けつなのかなと思っています。
そうすると必要以上に傷つくこともなくなって、例えばこれまでは恋人の理想にハマりにいっていたのが、私のままを尊重してくれる人とちゃんとお付き合いできるようにもなったし、対人関係でのストレスも本当に減りました。
自分の声が聞こえてくるようになると、他人も自分も、それぞれの自分らしさを尊重できるようになるんです。常識や価値観を押し付け合うのではなく「あ、そう思うんだ。すごい。それもいいね!」って考えられるようになって。
―それは、すてきな考え方ですね。たった今までポジティブなお話を伺ったところで恐縮ですが、本島さんは落ち込んでしまった時、どのように対処していますか?
もちろん私も落ち込むことはあります!(笑)。良い時があれば悪い時もあるのは当然なので、落ち込む自分をちゃんと受け入れるようにしています。
―ちゃんとその時々の気持ちに向かい合っているんですね。
自分の波に寄り添えることも、すごく大事かなと思っていて。落ちるところまで落ちたら、絶対回復するじゃないですか。ずっとしんどいなんてことはないので、何で落ち込んでいるかということを理解しておくということと、どう自分を癒してあげるかにフォーカスするようにしています。
私は漫画や映画が大好きなので趣味の時間を作ったり、お風呂も入浴剤をいろいろ変えて気分転換していますよ。

―最後には気持ちが上がっていくと思ったら、少しは悩んでいる時の感情も大切にできそうな気がします。最後に、「日本すっぴん協会」の読者へメッセージをお願いします!
すっぴんって心も含めて“そのままの自分”のことだと気づいたんです。なのでもっともっと、身体も心も自分のすっぴんを大事に、心の声を聞きながら自分らしさを伸ばしていってほしいなと思います。
本島さん、たくさんのキレイの秘密をお聞かせいただきありがとうございました。

本島 彩帆里
ダイエット美容家
元エステサロン店長。産後20キロのダイエットに成功したことを契機に、Instagramを中心として美容情報の発信を開始。現在はダイエット美容家として雑誌等のメディア出演をはじめ、著書の執筆やセミナーでの登壇、セレクトショップ「サオリマルシェ」の運営と、幅広い活動を行っている。著書に「がんばれない私を180度変える やせる ♯ほめぐせ」(ワニブックス) など。Instagram https://www.instagram.com/saoooori89/
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