産後ダイエットは効率よく代謝をあげる「3大筋肉」がポイント!
2018/05/28
第2弾は、女性誌やイベント、セミナーのみならず、美容ブランドの展開など幅広く活躍される美容家・山本未奈子さんにインタビュー。前回は、妊娠中~産後のヘアケアについて伺いました。
3回目となる今回は、妊娠中~産後のボディケアについて、気になる項目ごとに伺っていきます。

ご自身も現在3人のお子さんを持つ山本さんですが、3人目の出産後は10キロのダイエットに成功し、「年齢的にも一番体重を落とすのが大変だった」と明かしてくださいました。
妊娠してから身体に起こる「変化」は?
「妊娠中はホルモンバランスが影響を受けるので、脂肪や水分を溜め込みやすく、むくみやすい状態に。また、お腹が大きくなり張ってくるのはもちろんのこと、胸やおしりが大きくなる方などさまざまです。
体重の増加については、少ない方で6~7キロ、10キロ~12キロくらいまでの増加であれば通常の範囲内と言われています」
産後ダイエットは「3大筋肉」で効率的に代謝を上げて
「効率よく代謝を上げるには、身体の中の大きい筋肉を動かし、消費カロリーを上げていくことが大切です。
【1】胸の筋肉【2】太ももの筋肉【3】背中の筋肉をとにかく意識してトレーニングしてみてくださいね。
この部位は女性の場合、一生懸命動かしてもそこまで大きくなるものではありませんので、週に2~3回スクワットと腕立て伏せ、セラバンドを用いた背筋のトレーニングを取り入れるのがおすすめですよ」

めぐりを良くしてダイエットが進むカラダに
「身体のめぐりが悪いとせっかくダイエットをしても痩せづらくなってしまいます。ですので、身体を冷やさず、めぐりを良くすることを心掛けてみてください。鎖骨やワキ・鼠径部といったリンパ節を押したり、ゴルフボールやテニスボールを転がしてマッサージするのもおすすめ。
また、肩関節・股関節を意識してまわしほぐすようにすると、腕と足全体のめぐりがよくなり、痩せやすくなっていきますよ」
夜に炭水化物抜きがちょうどいい!
「やはり運動だけで痩せるのはむずかしいので、食事や身体のめぐりを改善するなど、トータルで体重を落としていくことが大切です。
食事に関しては、夜だけ炭水化物を控えたり、揚げ物などの高脂質なメニュー、添加物の多い食材や、スイーツなどは極力控えるのがおすすめ。また、果物は意外と糖質が多いので注意が必要です。
私の場合は、産後は低カロリーで食物繊維も豊富なきのこ類や、良質な油で中性脂肪やコレステロールを減らし、内臓脂肪の蓄積を予防する効果やアンチエイジング効果も期待できるオメガ3を摂取できる生のお魚を、野菜などと一緒に食べていましたよ」
1か月に1キロずつ落としていくのが理想!
「急激な産後ダイエットは身体への負担になってしまいますので、産後は1か月に1キロ程度のペースで落としていくのが理想です。
普段の姿勢や歩き方を気をつけたり、テレビを見る時にストレッチをしたり、赤ちゃんをおんぶしながら『踏み台昇降』をしたり、普段の生活習慣を少し変えていくだけでもだいぶ変わってくると思いますよ」

妊娠中に取り入れたいボディケアも伺いました!
1. 妊娠線予防クリームは必ず取り入れて
「通常のボディクリームとは保湿力が違いますので、必ず専用の妊娠線予防クリームを取り入れてみてくださいね。クリームタイプかオイルタイプについては、好みの方で問題ありません」
2. 安定期に入ったら「会陰マッサージ」もおすすめ
「必ず会陰切開を避けられるわけではありませんが、安定期に入ったら会陰マッサージをぜひ取り入れてみてください。私自身は、2人目・3人目の出産のときに切開をしたくなかったので一生懸命会陰マッサージをしていたら、切らずに出産することができたんですよ」
「妊娠中はホルモンバランスが変わって気持ちが不安定になったり、身体がどんどん変化していき不安になることもあると思います。ですが、10か月の妊娠期間は本当に一時的なもの。ぜひこの期間を思いっきり楽しんで過ごしていってもらえたら」と山本さん。
また、「産後の身体は完全にもとに戻るわけではありませんが、それ以上の価値が出産にはあると思っています」とも話されていましたよ。

山本 未奈子
美容家
ニューヨーク州認定ビューティーセラピスト
英国ITEC認定国際ビューティースペシャリスト
著書に『本当に知りたかった美肌の教科書』、『「なんでやせないんだろう?」 35歳からの「もう太らない自分」の作り方』(共に講談社)など。
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