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妊娠したらメラニンの生成量が約10倍って本当?「毎日SPF50」が産後の美肌を守る!

2018/05/14

日本すっぴん協会では、“産後の美容”に関して美容家や、モデルの方々などにお話を伺っています。
第2弾は女性誌に数多く登場し、美容ブランドも展開するなど多方面で活躍する美容家・山本未奈子さんにインタビュー。

28歳の時に第一子、30代で第二子・三子を持ち、現在は14歳・6歳・4歳のお子さんのお母さんでもある山本さんですが、第1回目は、妊娠中~産後のスキンケアのポイントについて伺いましたよ。


妊娠がわかってからお肌に起きる「変化」は?

1. 妊娠したら、メラニンの生成量は通常の約10倍に!

「妊娠中はホルモンバランスの変化によって、お肌にも影響が出てきます。中でも一般的にメラニンの生成量は通常の約10倍になると言われており、普段できないような“肝斑(かんぱん)”が表れたり、色素沈着も起こりやすい状態にあります。
この時期にたくさん紫外線を浴びてしまうとメラニンの生成量が増えて、(色素)沈着、そのままシミとして残ってしまいかねませんので、妊娠中はより、日焼けに気を遣う必要があるんですね」


2. 妊娠中は“保水力”は高まるけれど、乾燥&むくみに注意!

「妊娠中は肌の保水機能が高まり、全体的にはむくみやすい状態になります。肌の水分量は増えるんですけれども、皮膚のバリア機能が低下しているため、刺激に弱い状態。そのため、せっかく増えた水分も逃げていってしまいやすいということで、乾燥には注意が必要です。
ですが、妊娠15週程度になるとホルモンバランスが落ち着くため、肌の水分量が安定し、乾燥というよりも比較的肌状態の良い時期が続くようになる方も多いです」



妊娠がわかったら、すぐに取り入れたいケアとは?

1. “毎日SPF50”がおすすめ!紫外線対策にはいつも以上に力を

「紫外線対策は、通常であればSPF25程度で問題ありませんとお伝えしていますが、妊娠中・産後にかぎっては日焼けしやすい状態にあるため、毎日SPF50を使ってみてくださいね」


2. 徹底保湿&美白ケアがその後の美肌を守る!

「肌が刺激に弱くメラニンを溜めがちな妊娠中~産後は、とにかく保湿に徹することと、美白に特化したスキンケアを追加してみてくださいね。
美白化粧品にはメラニンの生成を抑制するだけでなく、メラニンの排出機能があるものもありますので、とにかく(メラニンを)溜め込まないようにすることが大切です。色の濃い野菜といった抗酸化作用のある食材もおすすめですよ」



山本未奈子さんの“産後美容”体験を教えて!

1. 第一子出産後の急激なダイエットが、毛穴の開きの原因に

「美容家としてきちんとした知識を持つ前に、28歳で第一子を出産しました。この時は18キロ増と産後の体重増加がすごかったのですが(苦笑)、産後に急激なダイエットをしたことによって、毛穴が開く原因をつくってしまったんですね。
肌は、一番表面にある表皮、その下の真皮層の下に『皮下組織』と言われる脂肪の層でできています。急激に体重を落としたことでこの脂肪の層が急激に減り、肌がたるんでしまい、毛穴が開いてしまったことが私の最初の出産時の失敗だったなと感じています」


2. 正しい美容知識があると、産後のお肌はこんなに違う!

「第一子出産時は『自分の血を分けて産んだから、こんなボロボロになっちゃったんだ』と感じたのですが(苦笑)、きちんとした美容知識のあった2人目、3人目の時はまったく違いました
産後ダイエットをしてもお肌のたるみにはつながりませんでしたし、シミができるなど特に肌が老化したと感じることはありませんでした。また、妊娠中からきちんと紫外線ケアを取り入れていたことが、一番良かったかなと思っています」



子供を持っても一人の女性として美しくいるヒントとは?

1. ママデビュー時は、スキンケアを簡素化してもいい

「やっぱり子供が生まれると、頭が子供のことで100%になって、自分のことが二の次になりがち。なので、スキンケアは簡素化してもいいと思うんです。例えばポンプ式のスキンケア化粧品は片手間でもパッと保湿ができますし、睡眠タイムにリラックスできる香りを取り入れてみるのもおすすめですよ」


2. 子育てが進めば自分の時間は必ずできる。まずは赤ちゃんとの時間を楽しんで

「私がそうだったのですが、産後は子供ができて幸せな反面、赤ちゃんのお世話ばかりをしていると、自分が世の中から取り残されているような感覚になって気が滅入ってしまうことも。
けれど、赤ちゃんとの時間は振り返ってみると本当に短く、貴重な時間。3人目ともなると楽しくて仕方がなくて、『おむつ替えもあと何回できるんだろう』という心境になりましたが(笑)、子育てが進めば必ず自分の時間はできてきますので、産後はまず、“その時間”を大切にしてみてくださいね!」



第2回目は、5/21(月)正午に公開予定。産後の抜け毛は多くの女性が気になる変化のひとつということで、山本未奈子さんに、妊娠中~産後の頭皮ケアについて伺います。ご期待くださいね。

※(肝斑とは)妊娠や精神的なストレスなどによってホルモンバランスが乱れることにより、頬などに左右対称で表れることの多いシミのこと。




山本 未奈子

美容家
ニューヨーク州認定ビューティーセラピスト
英国ITEC認定国際ビューティースペシャリスト

NY有数の美容学校を首席で卒業、同校にて非常勤講師として教鞭を執ったのち、2009年に拠点を日本に移し美容ブランド「SIMPLISSE(シンプリス)」をスタート。現在は「全女性が美を通じて充実した日々を送れるよう支援する」ことをモットーに、化粧品事業、ヘアアクセサリー事業、スパ事業の運営や、即戦力のビューティシャンを育成する「グローバル ビューティー カレッジ」理事長も務めるほか、美容記事の監修や執筆活動、セミナーやイベントでの講演をはじめ媒体を問わず多方面で活躍している。
著書に『本当に知りたかった美肌の教科書』、『「なんでやせないんだろう?」 35歳からの「もう太らない自分」の作り方』(共に講談社)など。

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