西山茉希の美意識とは?「母とモデル、2つの自分が当たり前に共存している」
2018/02/16
前編では、西山さんが幼少期のアトピーやその後も肌荒れを繰り返していた時期を経て、ご自身に合ったスキンケアにたどりつくまでのお話を中心に伺いました。
後編では、出産を経ても変わらない美しさで活躍されている西山さんに、ご自身の美意識に関するお話や、リラックス法などをお聞きしましたよ。
―出産後はどうしても美容時間が取りづらくなってくると思います。そんな中でも西山さんは変わらないどころか美しさがパワーアップしているように思えるのですが、自分をケアしてあげる時間はどのように持っていらっしゃるんでしょうか?
西山さん:おかげさまで、こうして表に出て、おしゃれな服も着られるようなお仕事に携われていて。やっぱり私の中で「仕事をしている自分を崩しちゃいけない」という意識はずっとありますね。
ただ、ママ感をなくしたいとか削りたいというわけではなくて、2つの自分が当たり前に共存するという感じで生活しているから、常に美意識というのはなくならずにこれていると思うんですよ。その意識があるかないかで女性ってたぶん、全然違うと思うんです。
―モデルとしても母としても、同時進行している感じなのですね。
西山さん:もちろん産む直前や産後一番寝られない時は、鏡を見て「わぁぁ」って思う時期もありました。いっとき“キレイでいようというのも忘れよう”と割り切ったこともありましたよ。

―そうだったのですね。
西山さん:私は無理をしようとするとだめなタイプなので、自分ができることを効率良く、取り入れていくのがいいなと思っていて。例えばなかなか家を出られない時でも、子供たちの昼寝の時間に大好きなお風呂に入浴剤を入れて、女としての時間に使おうって。
―お風呂がリフレッシュタイムになっていたんですね!
西山さん:はい。お風呂もそうなんですけど、私は本当に銭湯が大好きなんですよ。家の次に大切な場所だと思っているほど(笑)。
銭湯に行けてジェットバスに当たれたら最高に幸せって思っているから、どうしても気分転換しなきゃだめという時は、どうにかお願いして2時間をもらって、銭湯に行くようにしていて。そうすると、自分が元気になるのが自分でわかるんですよ。気持ちのゆとりは肌や身体にも良い影響を与えてくれるし、一人でもできることだから良いですよね。

―続いて、食事面で気をつけているところについても教えてください。
西山さん:栄養面やバランスは考えようと思っているんですけれど、やっぱり夫も子供も好みがちゃんとあるので、ヘルシーさや自分の美のためという部分に、重きをおけないところはありますね。
ただ良かったなと思うのは、私が家政科の出身だということ。今でも栄養のバランスだったりをふわっとですけど覚えているから、トータルで見た時にたんぱく質が足りないなとか、カルシウムが足りないなというのを自然に調整できているかなとは思います。
―それを知っているだけで、全然違いますよね!
西山さん:そうなんですよね。だから、牛乳が苦手でも茶わん蒸しに牛乳を入れてカルシウムを摂るようにしたり、きゅうりが好きだからしらすをプラスして栄養をアップさせてみたりとか、いろいろなものをできるだけ美味しく、変化させたいなとは思っていて。

―最後に、西山さんが目標にしている女性像について伺っていきたいと思います。
西山さん:私は人生の尊敬する人はと聞かれておばあちゃんが浮かぶくらい、自分のおばあちゃんが大好きで。もう亡くなっているんですけど、笑顔の多かったおばあちゃんで、見た目とか関係なしに人として美しいと思いますし、“この人ってすごく人間がでっかいんだろうな”って思うんですよ。
―すてきな女性だったんですね!
西山さん:私もそこにいくには早くいろいろな経験をしたいし、実は若くいたいと思っている自分があまりいなくて。そこにいけるんだったら、肌の老けくらい別にいいかなって思っているんです。
せかせかしていない、おおらかな女性を目指していきたいなと思っています!

西山 茉希
モデル
1985年11月16日生まれ。新潟県出身。「CanCam」(小学館、2005年~2010年)専属モデルを経て、2011年より「GINGER」(幻冬舎)レギュラーモデルを務める。
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