ごきげん手帖

オイルマッサージで心も体も労わる オイル選びからセルフマッサージのやり方まで

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

印刷する

責任のある仕事を任されるようになり、家事に育児に…と慌ただしい毎日を過ごすアラサー女性。ついつい自分のことは後回しになりがちですが、たまにはゆっくりとオイルマッサージで疲れを癒してみませんか?

オイルマッサージには、精油の香りでリラックス効果が得られたり、体の老廃物の排出をサポートしたり、肌を滑らかに整えたりと、美容にも健康にも良い効果がたくさん期待できるのです。

オイルマッサージ

今回は、そんなオイルマッサージの作用から、マッサージサロンの選び方、さらにはセルフマッサージ方法まで、詳しくご紹介します。

オイルマッサージとは?

オイルマッサージとは、植物から抽出された天然オイルを使って全身をマッサージする方法です。

オイルを使用することで肌を滑らかにし摩擦を防ぎ、滑りを良くすることができます。またそれだけではなく、体に様々な働きかけをする精油とキャリアオイル(ベースとなる植物油)を混ぜて使用することで、リラックス感が得られたり、逆に集中力を高めたりといった効果も期待できるのです。

その日の気分や体調にあわせてオイルを選ぶというのも、オイルマッサージの醍醐味です。

オイルマッサージ

マッサージで血液の流れがよくなると、細胞に酸素や栄養素がしっかりと行きわたるようになり、新陳代謝も活発になります。さらに筋肉の緊張をほぐし、疲労を回復させる効果も期待できます。

オイルマッサージによって期待できる効果

オイルマッサージをすることによって、主に次のような効果が期待できます。

からだの巡りをよくする

マッサージによってリンパの巡りをよくすることで、体の老廃物や余分な水分の排出をスムーズにすることが期待できます。

体中に巡っているリンパ管には不要なものを運ぶ働きがありますが、心臓のようなポンプ機能がなく、自分の力で流すことはできません。周りの筋肉や血流の影響を受けて流れているため、マッサージでこの流れをスムーズにしてあげることで、不必要な老廃物や水分が排出しやすくなるのです。

リラックスできる

筋肉の緊張をマッサージによってほぐしてあげることで、疲れをとり、張りつめた心身がリラックスできるという効果も期待できます。使用する精油の香りも手助けとなるでしょう。

また、人の心や体のバランスをとっている自律神経には、体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。マッサージによって、交感神経から副交感神経へとスイッチが切り替わることで、心身をリラックスさせ、体を深い眠りへと導くことも期待できるでしょう。

肌に潤い・ハリ・ツヤを与える

オイルの持つ保湿効果で肌を滑らかにし、潤いを与えることもできます。

乾燥が気になる時には保湿作用や皮膚軟化作用に優れたオイルを、肌トラブルが気になる時には消炎作用が期待できるオイルなどを選ぶと良いでしょう。

サロンでのオイルマッサージってどんなもの?

日々頑張っている自分へのご褒美として、サロンでオイルマッサージ…まさに至福の時間です。サロンでオイルマッサージを受ける際は、疲労回復・体のコリ改善・むくみ改善など目的に応じてお店やメニューを選ぶことができます。

また、「アロマの香りで癒されたい」という人は種類豊富なオイルを自分好みにブレンドしてくれるサロン、美肌になりたい人はスキンケアコースのあるサロン、ダイエット中の人は代謝促進メニューのあるサロンと、自分の体の状態に合わせて選ぶのがおすすめです!

フットマッサージ

ただ、オイルマッサージが初めてで不安という人もいるかもしれません。そんな人は、足の裏の施術が中心となるリフレクソロジーや、頭のコリをほぐすヘッドマッサージなどのようなポイントマッサージから体験してみるのも良いでしょう。

料金は、地域や店舗によっても差がありますが、全身オイルマッサージであれば、5,000円~9,000円/60分程度の価格設定が多い印象です。そこに、希望のオプションをプラスしていくこともできますよ。

自宅でのセルフマッサージもおすすめ!

サロンでマッサージをしてもらうと、非日常とも言える贅沢なひとときを過ごせます。一方で、日々の生活の中に自分でオイルマッサージを取り入れることももちろんできます。セルフマッサージを通して疲れ・むくみなど自分の体の状態を知ることもできるため、体調管理にも活かせるでしょう。

まず、セルフマッサージをするときは、お風呂上がりなど体が温まった状態で行うのが最も効果的。リンパ管の流れを良くし、老廃物を排出しやすくするためにも、始める前やマッサージ後には水分補給を忘れずに行ってくださいね。

マッサージ 女性

なお、マッサージの強さによって、得られる効果は変わってきます。優しく皮膚をなでるくらいの強さで行うマッサージは、リンパの流れを促すのに効果的。また少しだけ力を強め、気持ち良いと感じるくらいの力加減で行うと、心身のリラックスを促すことも期待できます。さらに、少し圧をかけるような強さで行うと、筋肉をほぐして疲れたからだを労わることも期待できるでしょう。

マッサージは、心臓に遠い体の末端から、リンパ節に向かって行われることが一般的。(リンパ節群は主に、鎖骨や脇の下、頸部、お腹、骨盤まわり、膝の裏などにあります。)一方、指先など体の末端に流し、気の停滞を調節するものなどもあり、目的により様々なマッサージ方法があるようです。

部位別セルフマッサージ方法

セルフマッサージ

・首~肩
まず、後ろ側の首の付け根から肩へ。次に、肩の後方から前方の鎖骨に向かって流します。首に近い部分から脇に近いところまで、数ヶ所にわけて流し込んでいきましょう。

・腕
最初にひじの内側をよく揉みほぐします。次に、手首を軽く掴んでからひじの内側へ流します。さらに、ひじから脇の下へ、押し上げるイメージで手を動かしましょう。

・ふくらはぎ
足首から膝裏に向かって流しましょう。両手を交互に動かすのが効果的です。脚の外側と内側も行いましょう。膝裏のくぼみを少し強めに押すと気持ちが良いです。

・太もも
まず、内側と外側にそれぞれ手で圧をかけてほぐします。そして、膝から脚の付け根に向かって流しましょう。体の内側、外側だけでなく、表側、裏側も丁寧に行ってください。

・お腹
脇腹からおへそへ向かって、やさしくなでるようにマッサージ。そして、おへその周りをくるくる、「の」の字を書くように左回りでさすり、最後に脇腹あたりからお腹の中心を通ってそけい部に流し込みましょう。

引用元お部屋でリンパマッサージ セルフでやってみる効果って? – 株式会社ヴェレダ・ジャパン

※発熱時・アルコール摂取後・妊娠中・感染症罹患時・皮膚疾患のある時・食後などはマッサージは控えてください。また、心臓疾患がある人などは、医師に相談してから行ってください。

赤ちゃんにも自宅でぜひベビーマッサージを!

最近注目されているオイルマッサージのひとつに、「ベビーマッサージ」というものがあります。ベビーマッサージは、赤ちゃんへ愛情を伝えるスキンシップのひとつ。赤ちゃんは、ママの手で触れてもらうことで安心するだけでなく、皮膚からの刺激により脳が活性化するとも言われています。さらには、マッサージをする側のママの体にも、オキシトシンという愛情ホルモンが出て情緒の安定につながるなど、良い影響が期待できるのです。

ベビーマッサージ

赤ちゃんのお肌は大人よりもデリケート。乾燥しやすい状態なので、湿疹やかゆみが出ることもあります。ベビーマッサージをすることで赤ちゃんの肌や身体をよく観察するきっかけになり、健康状態の変化にも気づきやすくなりますよ。

べビーマッサージの方法

ベビーマッサージ

オイルは手にとり、両手をこすり合わせて温めながら、なじませていきます。オイルがなじんだら、マッサージを始めていきましょう。こうしなければいけないという決まりはありませんが、全身をやさしく順番に触れていくのがポピュラーな方法です。

太ももの付け根から足先→足の裏→おしり(ヒップ)→おなか→両手→肩から手首→背中から足先の順で、円を描いたりなで下ろしたりして行います。最後に、肩から足へと全体をなで下ろし、終わりの合図を伝えて終了しましょう。マッサージは、力を入れすぎないよう気を付けて、やさしくなでるように行うのがポイントです。

引用元赤ちゃんのお肌も心も潤う!ベビーマッサージがオススメ – 株式会社ヴェレダ・ジャパン

※3歳以下の乳幼児への精油の使用は控え、キャリアオイル(植物油)のみで行ってください。

マッサージ用オイルの種類と使い方

マッサージをする際には、精油をキャリアオイル(ベースとなる植物油)で希釈したトリートメントオイルを使用します。

キャリアオイルは、皮膚への保湿・軟化効果などが期待できますが、そこへ香りのある精油をブレンドして使うことで、精油の持つ様々な作用もあわせて期待できます。目的に合わせて選びましょう。

エッセンシャルオイル キャリアオイル

精油が体の中に取り入れられる経路としては、鼻から吸引して脳に働きかける経路(嗅覚経路)と、皮膚や肺などから血液中に入って体中を巡る経路(皮膚粘膜経路)にわけられます。

(1)嗅覚経路
分子として空気中を漂う香りの成分は、鼻の奥の嗅上皮にある嗅細胞で電気信号に変換されて、大脳辺縁系という部分へ伝わります。その後、記憶を司る海馬や、自律神経などに関わる視床下部という部分へ伝わることで、様々な作用を及ぼします。

(2)皮膚粘膜経路
塗布によって皮膚から、または呼吸によって鼻・口・喉・肺などの粘膜から芳香成分の分子が血液中に入り、内臓を巡ります。

このように、精油はただ香りに癒されるというだけでなく、脳を刺激したり、血中に取り込まれたりすることによって効能を発揮するのです。

オイル・精油の特徴は、後の項目で詳しくご紹介します。

キャリアオイルと精油のブレンド方法

ご自身でトリートメントオイルをブレンドする際には、オイルの濃度に注意が必要です。

顔に使用する場合は、精油がキャリアオイルに対して1%の濃度になるように希釈します。敏感肌の人・子ども・お年寄りにはこれよりも低い希釈率で使用します。(例:精油のドロッパーが0.05mLの場合、キャリアオイル10mLに対して精油2滴・キャリアオイル30mLに対して精油6滴・キャリアオイル50mLに対して精油10滴が目安です)

キャリアオイルと精油の選び方

マッサージに使用するキャリアオイルと精油は、どちらも100%天然の植物油及びオーガニック品質を選ぶことをおすすめします。キャリアオイルには肌を整える効果が期待でき、精油には数十から数百種類の薬理作用があると言われています。下記に主な特徴をご紹介しますので、ご自身の目的に合わせて選んでみてくださいね。

※エッセンシャルオイルは薬ではありません。

※効果においても個人差があり、すべての人に当てはまるわけではありません。

主なキャリアオイルとその特徴

キャリアオイル 

・スウィートアーモンド
保湿作用・皮膚軟化作用・浸透力に優れたバランスの良い植物油で、肌タイプを問わず使われます。ビタミン類など栄養分も豊富です。

・アプリコット
組成・効果ともにスウィートアーモンドとよく似た植物油ですが、スウィートアーモンドよりも若干さらりとしています。

・マカデミアナッツ
浸透が早く、皮膚に対する収れん効果があります。加齢とともに減少するパルミトレイン酸を多く含み、皮膚組織の活性において高い効果も期待できます。フェイストリートメントにも適しています。

・ヘーゼルナッツ
マカデミアナッツと同様に、パルミトレイン酸を豊富に含みます。マカデミアナッツよりも匂いが強めで、独特の香りを持っています。

・グレープシード
他の植物油に比べてビタミンEが多めで、日持ちするとされています。皮膚に負担がかかりにくく、軽い使用感なので、オイルトリートメントが初めての場合や夏の季節にも扱いやすいのが特徴です。

・アボガド
栄養価が高く、浸透が早いので脂肪層の厚いボディのトリートメントに適しています。匂いが強めで使用感も重いため、マッサージでは軽めのオイルをベースにブレンドするのが良いでしょう。

・ローズヒップ
日焼けによるダメージやうるおい不足が気になる肌におすすめの、美容に適したオイルです。酸化しやすいと言われていて、使用感は重め。

・月見草オイル
消炎、鎮痛、抗アレルギー作用などさまざまな作用が期待できる、美容に適したオイル。ローズヒップ同様酸化しやすく、使用感は重め。

・ホホバオイル
5度以下になると白く凝固する液状のワックスで、酸化しにくいのが特徴です。使用感が軽く、べたつきも少ないのでさまざまな肌質の方に使いやすいオイルで、抗炎症作用も期待できます。ヘアケアにも適しています。

主な精油とその効能

エッセンシャルオイル

・ストレス…カモミールジャーマン・クラリセージ・サンダルウッド・シダーウッド・マジョラム・ラベンダーなど

・PMS…クラリセージ・ゼラニウム・ネロリ・ローズオットーなど

・安眠…ラベンダーなど

・集中力…ペパーミント・ローズマリーなど

・肩こり…マジョラムなど

・風邪…ユーカリなど

・咳、鼻づまり…ペパーミント・ユーカリなど

・頭痛…ぺパーミントなど

・消化促進…レモングラスなど

・むくみ…サイプレス・ジュニパーベリーなど

・にきび…ティートリーなど

・肌荒れ…カモマイルローマン・ゼラニウム・ネロリなど

・生理痛…クラリセージ・ゼラニウムなど

・ダイエット(代謝促進)…サイプレス・ジュニパーベリーなど

※妊娠中・闘病中の方、アレルギーのある方などが精油を使用する場合、使用前に必ず医師に相談しましょう。

これらの精油は、単独での使用はもちろん、数種類を組み合わせてオリジナルのブレンドを作ることもできます。フローラル系・シトラス系など同じ系統の香り同士は相性が良いとされています。

オイルマッサージで心も体も健康に!

オイルマッサージには、忙しい女性にとってありがたい作用がたくさんあります。

慌ただしい毎日からほんの少し解放されて、サロンで思う存分オイルマッサージを堪能したり、夜にのんびりとセルフマッサージをしたりする時間は、自分の心身を労わる大切な機会です。ぜひお気に入りのオイルを見つけて、日々の生活に取り入れてみてくださいね。

ライタープロフィール

上田麻里

美容ライター/日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュ/美容薬学検定1級/IOTA オーガニックコスメ検定
様々なWEBメディアにて美容記事を執筆。集英社MAQUIA公式ブロガーとしても活動中。本当に効果のある美容法を、理系大学出身・製薬会社勤務の経験から理系目線で追求し、“健康美”をテーマに情報発信をしている。

    【あわせて読みたい】
    肌がボコボコする前に!太もものセルライトケア&マッサージ法
    エステのプロが教える「美人をつくる頭皮マッサージ」
    朝3分!飲み会翌日のむくみ顔リセットマッサージ
    値段?スキル?プロが教える「いいサロンと悪いサロンの見分け方」

    【エイジングケア情報は姉妹サイトへ】
    シミ対策に◎!美白化粧品の選び方と美容家おすすめ4選
    たるみ毛穴対策に!おすすめコスメ6つとマッサージ法
    お風呂上がりにシワをチェック!タイプ別「シワ対策」2つ
    たるみ頬リフトアップ!「ほうれい線にサヨナラ」する顔ヨガまとめ

    【参考】
    ホリスティックビューティ検定2級テキスト2nd Grade – NPO法人日本ホリスティックビューティ協会
    なりたい身体をつくる!美容と健康のためのオイルという選択肢 – 株式会社ヴェレダ・ジャパン
    赤ちゃんのお肌も心も潤う!ベビーマッサージがオススメ – 株式会社ヴェレダ・ジャパン
    お部屋でリンパマッサージ セルフでやってみる効果って? – 株式会社ヴェレダ・ジャパン

    Facebookでシェアする

    Twitterでシェアする

    スキンケアの最新記事はこちら