お風呂に入ってもしっかり寝ても、なんだか抜けない脚のだるさや脚のはり。休息だけでは解消できない脚のむくみに悩んでいるなら、漢方薬に頼ってみるのはいかが? 自然の植物や動物、鉱物を2種類以上組み合わせた漢方薬は、効果が緩やかな印象を持たれがちですが、体質に合ったものを選べば効果はてきめんです。
今回は、ドラッグストアで気軽に買える漢方薬の中から、「水太り」「溜め込み型」「冷え」による、3つのむくみ別漢方薬をご紹介します。
立ち仕事、デスクワークでパンパン脚には防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は立ち仕事やデスクワーク、ブーツやヒールで脚がむくむといった症状が改善できる漢方薬。
体質的に疲れやすく、風邪を引きやすい、汗かきで悪寒を感じることがある体質の人に向いています。ダイエット薬としても人気があり、水太りのぽっちゃり体質の人に効果があります。
溜め込み型のむくみには猪苓湯(ちょれいとう)
猪苓湯(ちょれいとう)には利尿作用があるので、水分を体に溜め込んで排出する力が弱い人を助けてくれます。また、ドライマウスにも効果がある漢方薬です。
体力が中等度、のどが渇きやすく尿量が少ない、たまに食欲不振になったり、吐き気があったりする人にぴったりです。
冷えてむくんでしまう体質なら牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は水分代謝に関わる「腎」の働きを助け、血行を良くしてくれる漢方薬です。排尿トラブルに効果的な「八味地黄丸(はちみじおうがん)」という漢方薬に、利尿作用がある生薬ゴシツ、シャゼンシを加えた漢方薬で、冷えて代謝が低下し、体の中に水分を溜め込んでしまう、外に出す力が弱い体質の助けになります。
体力があまりなく、手足が冷えやすい、尿量が少ない、のどが渇くことがある人に向いています。
漢方薬は今ある症状を改善するだけでなく、体質そのものにアプローチするもの。いつまでもすっきりボディを維持するために、辛いむくみを体質から改善してみませんか?
(坂本雅代)
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【参考】
※漢方薬の選び方を薬剤師が解説 – スギ薬局グループ
※防已黄耆湯 – ツムラの漢方
※ロート牛車腎気丸錠Ⅱ – ロート製薬株式会社