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トマトジュースの美容効果を徹底検証!

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美白・ダイエット・便秘解消・むくみとりなど様々な美容効果があると知られるトマト。積極的にとりたい食材ですが、毎日食べるのはちょっと難しいですよね。

そんな時におススメなのがトマトジュース。リコピンやカリウムが多く含まれ、普通のトマトよりも体内への吸収率が高いことをご存知でしたか?

今回はトマトジュースに含まれる栄養素、美容効果に加え、おススメの飲み方、アレンジの仕方も一緒にご紹介します。

トマトジュース

トマトジュースの栄養素

トマトジュース

リコピン

トマト

リコピンは構造上、普通のトマトよりもトマトジュースなど加熱加工をされた状態の方が体内に吸収されやすいと考えられています。

また、リコピンの1日の理想の摂取量は約15mg程度といわれており、これは大きめサイズのトマトの約2個分に当たりますが、なんとトマトジュースなら150ml(市販のトマトジュース約1缶分)で摂取できるといわれています。

加工されたジュースの方が、リコピンがとれるとは驚きですね。

リコピンには美白や美肌、ダイエット効果やアンチエイジング効果など様々な効果が期待されています。

βカロテン

フレッシュなトマトと比較すると若干含有量は少なくなりますが、トマトジュースにもβカロテンは含まれています。

カロテンは体内で必要に応じて「ビタミンA」に変換され、ビタミンAとしても効果を発揮します。

免疫機能を正常に保つ働きもあり、意識してとりたい栄養素の1つ。手軽に飲めるトマトジュースで体調管理に役立てましょう。

ビタミンC

美肌の女性

美肌や健康維持に欠かすことができないビタミンC。

ビタミンCは水に溶けやすい性質をもつため、調理による損失が懸念される栄養素の1つです。

普通のトマト(1個分)とトマトジュース(1杯分)のビタミンCの含有量を比較するとトマトジュースの方がビタミンCの含有量は少なくなりますが(※文部科学省成分表示による比較)、調理による損失がなく、すぐに栄養補給できる手軽さや効率のよさがあるので状況によって摂り方を変えるといいですね。

ビタミンE

「若返りのビタミン」との別名をもち、老化防止に効果があると考えられています。脂溶性なので油と一緒にとることで吸収率を高めることができます。

葉酸

妊娠中の女性

「造血のビタミン」との別名をもつ葉酸。

胎児の正常な発育に関係のある栄養素として、特に妊娠初期に必要な栄養素と考えられています。

通常の食事で不足することはないといわれていますが、妊娠中の女性やお酒をよく飲む人は必要量が増えるので意識してとるようにしましょう。

熱に弱いので調理によって50%近く分解されたり、水溶性なので茹で汁に流れてしまったりする可能性もあるので気をつけたいですね。

食物繊維

食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」と2つの種類があります。

野菜や豆類などに多く含まれる不溶性食物繊維は、腸を刺激してぜん動を活発にし、便通を促す働きがあります。

海藻類や大麦、果物に多く含まれる水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにして、血糖値の急上昇を抑制する働きがあるほか、胃腸内をゆっくりと移動する性質から腹持ちが良く、暴飲暴食の予防としても優秀です。

トマトジュースには微量ですが水溶性・不溶性のどちらも含まれています。

カリウム

カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあります。

食生活の変化や塩分の摂取が多くなっている近年、不足しがちな栄養素です。

トマトジュースには、豊富なカリウムが含まれています。そのまま飲むことができるので、熱や水に溶け出しやすく調理による損失を受けやすいカリウムを余すこと無くいただくことができますね。

GABA

「GABA」はアミノ酸の一種でトマトジュースにも多く含まれている成分です。

血圧降下作用をもち、健康機能成分としても注目を集めています。

リラックス効果もあり、脳内の興奮を鎮めて平常心を保つサポートにもなると考えられています。

カルシウム

女性をはじめ、子どもから高齢者まで不足しがちなミネラルの1つ。

近年は一人暮らしで不規則な食生活の男性も十分にとれていないと問題視されています。

カルシウムは骨や歯のもととなり、健康な身体作りには欠かすことができない栄養素。

卵やキノコに含まれる「ビタミンD」にはカルシウムの吸収を助ける働きがあるので一緒にとるようにするといいですね。

ビオチン

ビオチンは、腸内で「善玉菌」によって合成されるビタミンB群の一種。

皮膚や髪を健康に保つ働きがあるほか、糖の代謝を助ける役割も担っています。

同じものを食べ続ける「単一ダイエット」など極端な偏食をすると不足する栄養素で、欠乏症は脱毛や白髪の増加、皮膚炎などが考えられています。

ビオチンは皮膚の細胞が規則正しく生まれ変わり、健康な状態を維持するために必要な栄養素の1つ。

トマトジュースにも含まれていますが、レバーやヨーグルト、ホウレンソウやカリフラワーにも含まれています。

ビタミンB群

代謝に関わる栄養素としても知られる「ビタミンB群」。

トマトジュースにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が含まれています。

ビタミンB1は糖質の代謝、ビタミンB2は脂質の代謝、ビタミンB6はタンパク質の代謝にそれぞれ欠かすことができない栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素の1つ。多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生をサポートし、血液の循環を正常に維持する働きがあります。

普通の食事をしていれば不足しないと考えられていますが、睡眠不足や運動不足が続く時や、ストレスを多く感じる時には体内のマグネシウムが消費されるため、マグネシウムを多く必要とします。

他にも納豆や豆腐をはじめとする大豆製品や玄米、ひじきなどにも含まれています。

トマトジュースの効果・効能

(1)美肌効果

スキンケアする女性

トマトジュースに豊富に含まれる「リコピン」は、実験により様々な美肌効果があることがわかっています。

リコピンにはシワ予防に関係のある「コラーゲン」の産生を促し、増加させる働きがあることが確認されています。

また、継続的なトマトジュースの摂取がヒトの肌状態に与える影響を明らかにすることを目的とした実験では、目の下のシワや角質層の状態に改善効果がみられたそうです。

日焼けによる肌の赤みや肌のごわつきの原因である表皮の肥厚の改善にもリコピンは効果があると考えられています。

トマトジュースにはリコピンの他に、肌の乾燥を予防してくれる働きのあるβ―カロテン、コラーゲンの生成をサポートして肌のしわを防ぐ働きのあるビタミンC、若返りのビタミンとの別名をもつビタミンEなどの各種ビタミンも含まれていることから、トマトジュースには健康な肌を維持し美肌をサポートする働きがあるといえるでしょう。

(2)美白効果

肌が白い女性

トマトジュースに含まれるリコピンにはメラニン色素に関係する「チロシナーゼ」という酵素の生成を抑制する働きがあることから、美白作用があると考えられています。

(3)便秘解消

女性のお腹

トマトジュースに含まれる食物繊維には、腸内にたまった老廃物の排出を助け、不要な物質を体外に排出する働きがあります。

善玉菌を増やして腸内環境を整える働きもあることから、便秘解消にも効果があると考えられています。

(4)ダイエット効果

ウエストサイズを測る女性

トマトジュースに含まれるリコピンには、脂肪を蓄積する白色脂肪細胞の成長を抑える働きがあることがわかっています。

またリコピンには血流改善作用もあり、代謝を活発にして肥満予防にも効果があると期待されています。

東京医科歯科大学の女性健康医学講座の研究チームが行った実験によると、トマトジュースを毎日飲むと血中の中性脂肪値が低下し、エネルギーを消費しやすい体に変わるということを明らかにしています。

また、同様にトマトジュースに含まれる食物繊維も肥満予防効果があると考えられています。

これは食物繊維が人間の消化酵素では消化されない働きをもち、胃の中での滞在時間が長いことから、長時間の満腹感を得ることができるためと考えられているからです。

(5)むくみ解消

女性の脚とネコ

生のトマトとトマトジュースの成分を比較した時、カリウムはトマトジュースのほうが多く含まれています。(※文部科学省成分データで比較)

カリウムには体内にたまった余分な塩分を体外に排出する働きがあります。

食事からとるのは比較的難しくないとされる一方で、偏食や食生活の変化、塩分過多の食事が増える現代において不足しがちなミネラルといわれています。

(6)アンチエイジング効果

アンチエイジング

老化の一因として広く知られる活性酸素。血液や血管を酸化させ、身体の老化を促進する原因になるといわれています。

リコピンは活性酸素の中でも、特に「一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)」に対する消去能力に長けていることで知られています。

一重項酸素を消去するための方法は、もともと安定した形だった酸素(三重項酵素)に変換する方法と自分を分解する方法があります。

リコピンを含むカロテノイドは前者、ビタミンEは後者の作用が強いということが明らかになっています。

リコピンの強い抗酸化作用は老化予防になるといえるでしょう。

(7)血流促進

私たちの体に酸素や栄養、温度などを巡らせる重要な役目を担っている血液。

血液は流れが悪くなることで、体温の低下による免疫力の低下をはじめ、いろいろな病気を引き起こすと考えられています。

血流が悪くなる1つの原因として、血液中のコレステロールの酸化が挙げられますが、リコピンがもつ抗酸化作用は悪玉コレステロールの酸化を抑制し、血流改善に役立つといえます

トマトジュースの効果を引き出す方法

トマトジュースは朝飲むが正解

寝起きに光を浴びる女性

トマトジュースに豊富に含まれるリコピン。せっかく飲むなら効率的に体内にとりこみたいですよね。

トマトジュースを朝・昼・夜の各時間に飲み、血中のリコピン濃度を測定した実験があります。

1番効率的に体内に吸収できる時間帯は朝だという結果がでました。

リコピンの効果効能を最大限発揮したいのであれば朝にトマトジュースを飲むのが正解! 忙しい朝の栄養補給としても優れています。

野菜不足でお悩みの人はトマトジュースをストックして朝飲むようにしてみてはいかがでしょうか。

美白効果をより高めたいならビタミンEと一緒に!

リコピンには、シミやそばかすなどの色素沈着の要因となるメラニン色素の生成を抑制し、美白作用があることが分かっていますが、「ビタミンE」と組み合わせることで、その作用が強まることが実験により明らかになっています。

また、リコピンの細胞への取り込みについてもビタミンEと組み合わせた方が、リコピン単体よりも約3倍に上昇することが確認されています。

美白効果を高めたいのなら、アボカドやアーモンドなどのビタミンEを含む食材と一緒にとるようにするといいですね。

リコピンの吸収率を高める乳製品

ヨーグルトを食べる女性

ヨーグルトや牛乳の脂肪分と一緒にとることで、リコピンの吸収をより高めることができます。

ヨーグルトと牛乳に含まれるカルシウムは女性が不足しがちなミネラルの1つ。

トマトジュースにもカルシウムは微量に含まれてはいますが、含有量はヨーグルトと牛乳の方が多いので、一緒にとることで不足分を補うこともできるメリットもあります。

トマトジュースとヨーグルト(牛乳)をそのままあわせて飲んでも◎! いいとこ取りの組み合わせになるので、試してみてはいかがでしょうか。

抜群の相性!オリーブオイル

リコピンは脂溶性で油に溶ける性質があり、油と一緒にとることで、より吸収率を高めることができます。

油の中でも、特に相性がいいのがオリーブオイルとの組み合わせです。

脂肪酸組成の異なる4種類のオイルが、リコピンの吸収性にどう影響するのか実験したデータによると、最もリコピンの吸収を高める油は、オリーブオイルとの結果が。

料理などで何気なく使うトマトとオリーブオイルの組み合わせは、実はとても理に叶っていたのですね。

もちろん、トマトジュースとオリーブオイルの組み合わせも相性抜群です! オイルを少量加えてそのまま飲んでも美味しくいただけます。

トマトジュースをスープやパスタソースに活用する場合も、オリーブオイルと一緒に使うようにするといいですね。

どのトマトジュースを飲むべき?期間は?

リコピンは継続摂取が肌状態を改善するにあたってのキーポイント。また、肌のターンオーバー周期は約28日といわれていることもあり、まずは1ヶ月間飲み続けてみることにしました!

選んだのは、スーパーで手に入るトマトジュースの中でリコピン含有量が最も多く、砂糖と食塩不使用のトマトジュースを選びました。

リコピンは摂取後、肌の細胞に到達するまでに6~8時間を要するといわれています。

したがって外出時にメラニンから肌を守り、肌のコンディションが良い状態で1日のスタートを切ることを実感するためにも毎日寝る前に飲むことにしてみました。

主観的ではあるものの、感想

トマトジュースを飲んで1日目の朝に実感したことは、なんとなく「くすんでいない」ということ。さらにはっきり実感したのは、「むくんでいない」ということでした。
恐らくこれはトマトジュースに豊富に含まれている「カリウム」のおかげかもしれません。

寝起きはくすみとむくみがひどいのが悩みだった筆者でしたが、トマトジュースを飲み始めてからはくすみとむくみは以前と比べられないほど改善されました。

また、肝心のリコピンが持つシワやたるみに対する効果ですが、主観的ではあるものの、以前と比べてハリが出て、メイクのノリが良くなったような気がします。

このまま飲み続ければ肌質も改善出来るかも? という期待と飲むのを止めるとまた肌がくすむのかも? という不安で当分寝る前のトマトジュースは止められなさそうです。

まとめ

トマトジュースに含まれる栄養をはじめ、期待される効果・効能とそれを最大限発揮する効率のいい方法などをご紹介しました。

普通のトマトと比べるとトマトジュースの方がカリウムの含有量が多いのには驚きましたね。リコピンの身体への吸収という観点でもトマトジュースは優れていました。

ビタミンEの約100倍という強い抗酸化作用で美肌や美白、ダイエットやアンチエイジングなどに効果を発揮してくれるリコピン。

実験により、朝飲むことが1番吸収がいいということがわかっているので、健康でキレイな肌を維持したい人はさっそく実践してみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

ベジ活アドバイザー・(一社)食べてキレイになる協会理事・生井理恵

日本野菜ソムリエ協会で野菜ソムリエなどの資格を取得後、食べてキレイに健康になることでQOLをあげることを目的とした社団法人を設立。企業やレストランへのメニュー提案やレシピ、商品監修も精力的にこなす他、講演や食育活動もおこなう。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」(ワニブックス)がある。食べてキレイになる料理教室主宰。

【保有資格】

野菜ソムリエ/ベジフルビューティーアドバイザー/食育マイスター

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    【参考】
    リコピンの「活性酸素消去能力」 – カゴメ
    リコピンに血中アディポネクチンを増加させる作用を確認 ~メタボリックシンドロームの予防に期待~ カゴメ、北海道大学の共同研究 – カゴメ
    リコピンと美白・美肌に関する研究 – カゴメ
    リコピン吸収をよくする – カゴメ
    リコピンのシワ予防、美白効果のメカニズムを解明 ーカゴメ、名古屋市立大学の共同研究ー – カゴメ
    β(ベータ)カロテン – わかさの秘密
    リコピン – わかさの秘密
    食物繊維 – わかさの秘密
    食物繊維の分類と特性 – 大塚製薬
    食品に含まれる食物繊維量一覧 – 大塚製薬
    GABA – わかさの秘密
    ビオチン – わかさの秘密
    ビタミンC – わかさの秘密
    カルシウムca – わかさの秘密
    マグネシウム – わかさの秘密
    葉酸 – わかさの秘密
    神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の 女性等に対する葉酸の摂取に関わる適切な情報提供の推進について – 厚生労働相
    ビタミンE – わかさの秘密
    ビタミンB1 – わかさの秘密
    ビタミンB2 – わかさの秘密
    ビタミンB6 – わかさの秘密
    カリウム – わかさの秘密
    食品成分データベース – 文部科学省
    トマト – カロリーslim
    デルモンテ 食塩無添加トマトジュース – デルモンテ
    カゴメトマトジュースPREMIUM – カゴメ
    リコピンとビタミンEとの組み合わせで美白効果が向上 さらにリコピンの吸収性にも寄与することを確認 – カゴメ
    オススメは朝or夜?トマトの栄養リコピンを効率良く摂る方法 – カゴメ
    朝にトマトジュースを飲むと機能性成分”リコピン”が効率的に吸収されることを”ヒト試験”で確認
    第63回 日本食品科学工学会(2016年8月25日〜27日)で発表予定 – カゴメ
    トマトが中性脂肪やコレステロール
    トマトのちょっといい話 – 全国トマト工業会
    ビューティリレーコラム 食事 春編 – 花王

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