第三のシートパックでスペシャルケア
2017/04/05
コラムニスト : 岡本 静香
「シートパックには2種類ある」と思っています。どちらも違う魅力がある、2種類。
「お値段の違い」
1種類目は、化粧水の代わりに使うような日常用のもの。
ドラッグストアの「シートパックコーナー」に並んでいて、お値段もお手ごろ。大体数十円から数百円ぐらいかな。
大人気のLULULUNシリーズや、一袋にたくさん入っている韓国メーカーのもの、つけるだけでコスプレ気分が味わえるイラストつきのものなど様々。
2種類目は、家でエステに行っている気分を味わえるもの。
例えばゲランや、ランコムなど、百貨店コスメブランドが出している「もう効果すごいんです」というパック。
ゲランのスーパーアクアマスクは30mlの美容液(ゲランの美容液まるまる一本)を含んでいます。こちらは6枚で16,308円。
昔からお守りのように家に置いてあって、結婚式の前とか、著書の撮影日の前とかここぞいう日の前日に使います。
「効果の違い」
あくまで商品によるけど、
(1)は化粧水をたっぷり浸透させたあとの保水感を感じることができます。優秀なものはトーンアップも。
5~10分ぐらいで段々とシートが乾いてはがれてくるので外します。
対して(2)は、「え、これ私のお肌??」と鏡を凝視するほど肌が輝くもの。内からのハリや、表面のツヤ、その後のメイクもちなど、まさにエステ帰り。シートも厚く美容液もたっぷりしているものは、20分ぐらい顔にのせていても全く落ちません。
「3種類目があるんです」
ここに来ていきなり、シートパックには3種類目があることをお伝えしたいと思います。
それは「何も美容液が浸透していないシートパック」
いわゆる化粧水をつけていないコットンのようなもの。
目や口のところがあいているので一見シートパックと同じなのだけれど渇いた状態で売っているので、自分の手持ちの化粧水をつけて使うのです。最大の魅力は、普段使っている化粧水でパックができること。
わたしはいつもamazonでこちらを購入、「ローションマスク」と検索すると出てきます。
こうやって折ってくぼみを作ると化粧水を浸透させやすい。「こぼれないまで」たっぷり浸し。
その後は普段のシートマスクと同じく、シートが乾く直前まで顔にのせてケア。化粧水が足りなくなったら上から足します。
顔にのせ終わったら体中を保湿。
これが気持ちよくって、化粧水をボディにも使っていることになるので、すべすべしっとりボディになります。
(3)は、ちょうど(1)と(2)の間のようなものだと思っていて。化粧水をたっぷり使うので、お値段も効果も、両者の中間ぐらい。
いつも使っている化粧水を使うから安心なのが一番の魅力。特に乾燥するパーツがある時は敏感肌用化粧水を使ったり、外に長くいた日は美白化粧水を使ったり。
毎回こうするわけではなくて、乾燥を感じたり、スペシャルケアをしたくなったりしたタイミングで手にとっています。それはシートパックと同じかも。
シートパック好きな方、好きなコスメが決まっている方、より潤いたい方は第三のシートパックをぜひ試してみて。
Profile

岡本 静香
美容家。 日本すっぴん協会立上げ時から企画・運営に参画。2012年7月27日、会長に就任し、すっぴん美人のキャスティングからインタビュー、ライティングまで幅広く担当。2017年9月30日まで会長を務める。 現在は若手美容家として活躍中。美容サロンの主催や、雑誌の連載多数。 独特の世界観を持って綴る美容コラムやSNSでの動画発信が人気を集めている。