美髪の乾かし方は、『とろんとするまで』[岡本静香]
2015/12/23
コラムニスト : 岡本 静香
冬になり、乾燥する季節、潤いケアはお肌だけではなく髪にも必要です。
ヘアケアーの中で毎日することといえば【ドライヤーで乾かす】こと。
前までは、オイルを中間から毛先に向かってつけて…根元を乾かした後は斜め上から…途中でロールブラシを使って…など色々“美髪の乾かし方正解マニュアル”を実践していましたが、そうするとあまり楽しくないドライヤーがさらに苦行に思えてくるので、最近はシンプルに早送りで乾かすようにしています。
シンプルに早送りで=とにかくすぐ乾かすだけ(笑)。
髪を乾かすのを後回しにすると、何時間でも後回しにできてしまうので、シャワー後スキンケアをした後に“えいっ”と気合いを入れて乾かしてしまいます。数時間タオルを巻いたまま過ごして、やっと正解のドライヤー法で乾かすよりも、さらっとすぐに乾かした方が髪の状態が良いのです。
まずは一気に、地肌が寒く感じないところまで乾かします。根元の髪も乾いて全体がなびくようになってきたら、ドライヤーを斜め上に持ち替えて後は髪がとろんとするまで乾かします。
とろんとする、というのは少し髪を柔らかく感じるところです。
8割まで乾かす、というのがよく言われていましたが、「8割って何?」とずっと分からずドライヤーをしていました。くせ毛の私にとって、予想8割の何となく2割髪がしめったまま眠ると、朝髪が広がってしまうのです。
乾かしているうちに、濡れた状態でも無い・乾燥しきった状態でも無い『とろんとする』瞬間というのがあるのです!
そうなったらドライヤーはおしまい。
ブラシは使わず、手ぐしで梳かしながらドライヤーをしていくと、その“とろんと感”を感じることができます。
ヘアオイルは毛先につけ、手に残ったほんの少しのオイルを髪の表面になぞるようにつけることで髪全体が輝きます。
手で触ってあげながら、とろんをゴールに乾かしましょう。
Profile

岡本 静香
美容家。 日本すっぴん協会立上げ時から企画・運営に参画。2012年7月27日、会長に就任し、すっぴん美人のキャスティングからインタビュー、ライティングまで幅広く担当。2017年9月30日まで会長を務める。 現在は若手美容家として活躍中。美容サロンの主催や、雑誌の連載多数。 独特の世界観を持って綴る美容コラムやSNSでの動画発信が人気を集めている。