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メークで魔法をかけて、目の奥にまで喜びを – ヘアメークアップアーティスト・高橋里帆

時々によってナチュラルからフェミニン、シックまでを使い分け、多彩な表情を演出するヘアメークアップアーティストの高橋里帆さん。ナチュラルだけれどキレイに見える、“いつもとなんか違う”メーク法、持ち前の明るいキャラクターが、多くのモデルや女優から高い支持を得ています。
今回はそんな高橋さんに、3回にわたってヘアメークの道に進んだきっかけをはじめ、ご自身の肌人生や日常のスキンケアアイテム、メークで大切にしていることまでを教えていただきました。


―まずは、高橋さんがヘアメークの道に進んだ時のお話からお伺いしたいと思っています。きっかけはどんなところにありましたか。

美容の道を意識したのは、高校生の頃です。美容雑誌でメークのビフォーアフターページを見た時に、メークが変わったという外見の変化以上に内側からの変化が感じ取れ、目の奥が喜んでいるように見えて衝撃を受けました…。まるで魔法みたい!だと感じ、私も魔法をかけたいと思ったんですね。人にヘアメークを通じて喜びの魔法をかける“魔法使いになりたい”と思ったことが、最初に(ヘアメークを)意識したきっかけです。

―そうすると、高校卒業時の進路もヘアメークを意識されて。

実は、ヘアメークは両親に反対されてしまって、短大に進みました。高校生の頃(専門学校の)願書を提出したと両親にうそをついたら、夜中にもかかわらず先生に電話して取り下げてもらわなければという話になってしまって(苦笑)。「どうしても短大には行ってほしい」ということで、一度は諦めました。

―当初は強い反対にあってしまったのですね。ただ、今の高橋さんがあるのは、その後短大に進んでも、ヘアメークへの思いを変わらず秘めていたからですよね。

確かに、短大時代はお昼休みなどに、「ラインが引けない」という友達に引いてあげたりしていました。
また、その時に安価なものからスキンケアを使い始め、最終的に高級ラインまで手を出してしまい。ですが、やはり年齢にあった化粧品でないと効果が出ず、むしろニキビができてしまうことが分かったりと、自分の肌でいろいろ試していた感じでしたね。

―いろいろスキンケアも試されていたんですね。短大卒業後の進路はどうされたのでしょうか。

短大卒業時にも「ヘアメークになりたい」ということを両親に伝えましたが、(出身が)群馬で、「そんな横文字の職業はドラマの中だけで、そんな職業はないんだよ」と言われてしまいました…(苦笑)。“そんなわけない!”とは思ったものの、地元の信用金庫に就職をしました。

―今とはまったく異なる仕事を経験されているのですね。

3年間OLをしていました。必死に貯金して、両親に反対されても家を出ようと考えて。反対を押し切って東京で一人暮らしを始めました。渡辺サブロオさんのヘアメークスクールに行き、その後、ヘアメークのアシスタントをしつつ美容師の免許もほしかったので3年間の通信教育、サロンワークも始めました。


―美容室で働くだけでも結構しんどいって聞きますけど、そんなにたくさんのことを一時にされていたんですね・・・!

もともとヘアメークになりたいという思いを持ちながら長く我慢していたので、全部が楽しいという感じでした。アシスタントの時も、スタッフの方に「大変だけど辞めないでね」といった言葉をかけていただいたりしましたが、気持ち的には自分のやりたいことをやっているので、全くストレスにはなっていませんでしたね。

―すばらしいです…。独立は何歳の時にされたのでしょう。

何人かの方に師事したのち、27歳になる前にしました。

―まわり道をしても、好きな道に進んでいけるというところで、すごく勇気をもらえるお話だなと思いました。

“これがやりたい!”と感じた時がスタートラインであり、年齢は関係ないのではと思っています。


―お話を伺っていても、高橋さんはすごく周りを楽しく、幸せにするパワーを持っている方なんだなと感じます。日々笑顔で過ごせるコツは、どんなところにありますか?

例えば仕事で落ち込んでしまった時でも、自分の中で「まぁいっか!」という言葉を、おまじないのように使うようにしています。「しょうがない」だと陰な感じだけれど、「まぁいっか!」だと、あっけらかんとしている感じでポジティブになれます。引きずっても過去のことは変えられませんので、プラスにできることは吸収しながら、笑っていられるようにいたいなと思っています。


今回は、高橋里帆さんがヘアメークアップアーティストになるまでの道をお話いただきました。“メークで魔法をかけたい!”という初心を持ち続け、今では雑誌やテレビ、広告と大活躍の高橋さん。次回はご自身の肌人生のほか、日常で使用されているスキンケアアイテムや、顔の筋肉の鍛え方などを教えていただきます。ご期待くださいね。



高橋 里帆

ヘアメークアップアーティスト

「Domani」や「Hanako」に連載を持つなど、多くの女性誌やテレビ、広告などで活躍。ナチュラル、フェミニン、シックまでさまざまなイメージを得意とし、その明るいキャラクターで多くのモデル、女優から支持を得ている。著書に「Happy Make-up Book」(講談社)。

Instagram https://www.instagram.com/takahashi.riho/

Posted:

2017/09/21

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