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「肌は生活の成績表」。美肌をつくる三大柱は食事・睡眠・運動 – 美容家・山本未奈子

ご主人の転勤をきっかけにNYで美容の勉強をはじめ、今では美容家として雑誌や講演、執筆、また美容ブランドの展開と多方面で活躍される山本未奈子さん。前回は、ご自身の肌歴やスキンケアにおけるポイントなどをお話いただきました。3回目となる今回は山本さんに、美肌のための食事のポイントや、就寝前のリラックス法などをお聞きします。


―今回は、美肌のための食事のポイントからお伺いしたいと思っています。よろしくお願いします。

最初にお伝えすると、肌をつくる3つの柱が食事・睡眠・運動になるんですね。特に食事は肌をつくる最大の要素で、食事が吸収されて血液がつくられ、その血液によって細胞に栄養がいき肌が生まれるので、とても重要なポイントになります。

―食べたものが体をつくっていくということですね。

そうです。とはいえ、毎日そんなにヘルシーなものばかり食べられるわけではないと思うんですね。ですので私は、極力添加物を除いたりコンビニのものを食べないようにしたり、血糖値がゆるやかに上がっていくように野菜や汁物から摂るなど食べる順序に気を付けたりしています。あとは、抗酸化も大切ですね。

―“抗酸化”も、美容のためによく聞くワードですね。

血糖値が急激に上がると、細胞を酸化させてしまう活性酸素が生まれますが、その酸化を防いでくれるのが抗酸化作用のある成分なんです。私は普段、そういったものを極力食事から摂るように心がけていますよ。


―スーパーに行った時には、具体的にはどういった食材を選んでいくのがおすすめでしょうか?

抗酸化作用が高いものは、色の強い果物・野菜に多いので、例えばピーマンであればグリーンよりも赤がおすすめだったりします。
また、多くの方が“ポリフェノール”(強力な抗酸化作用を持つ栄養素)を聞いたことがあると思うんですけれど、ワインは白よりも赤に多く含まれているんですね。それもすごく理にかなっていて。フランスでは白ワインは北の方で、南に行けば行くほど赤ワインになっていきますが、これはぶどうが太陽から自分を守るために色素を出しているからで、そうすると赤くなるんです。こういった理由から赤ぶどうは白ぶどうに比べてポリフェノールが多くなっていて、赤ワインは赤ぶどうを果皮ごと絞っているので、なおさらですね。

―次に、山本さんの“オイル”の取り方についても教えてください。

肌の乾燥を防いだり、ホルモンが作られるようにするために、良い油を積極的に摂るようにしていて。コレステロールを下げるなどの働きがあるオメガ3系の代表では、亜麻仁油がおすすめ。熱すると酸化してしまうため、風味が苦手な方はサプリメントで摂取しても良いかもしれません。

―お肌をつくる三大柱のひとつ・睡眠について、山本さんは就寝スペースでは、どのような工夫をされていますか。

良い睡眠を得るには、副交感神経にスイッチを切り替える必要があるので、私は寝る30分ほど前には極力脳に刺激があるようなことをしないようにしたり、好きな香りを嗅いだり、音楽を聴いたりするようにしています。
あとはパジャマもとても重要なポイント。スウェットの上下という方も多くいらっしゃるかもしれませんが、汗を吸いやすく、寝返りも打ちやすいものにするなど工夫されると良質な睡眠に近づくのかなと思っています。


―ご自宅ではどのように香りを楽しんでいますか?

私は結構キャンドルを活用していて、ジョーマローンやモルトンブラウンのものをよく使っています。お風呂で香りを楽しむこともありますよ。リラックスを心掛けて、睡眠を大切にしていくと良いと思います。

―最後に、すっぴん美人を目指す「日本すっぴん協会」読者へのメッセージをお願いします!

私は常々、肌は生活の成績表だと感じています。普段やっていることが肌にも出ると思うんですね。日々成長と思って、睡眠や食事、運動も大切にしながら、楽しんで毎日のスキンケアをしていくことが一番だと思っています。


今回も3回にわたり、美容家・山本未奈子さんに、美肌のためのさまざまなポイントをお聞きしました。「スキンケアの役割は、肌をつくる3つの柱(睡眠・運動・食事)によってできた肌をメンテナンスしたり、サポートすること」だともおっしゃっていた山本さん。
スキンケアだけにポイントを置かず、広い視点で美を育んでいきたいものです。山本さん、たくさんの美肌のポイントを教えてくださりありがとうございました。



山本 未奈子

美容家

1975年生まれ。UCL(ロンドン大学)を卒業後、ニューヨーク州認定ビューティーセラピスト及び英国ITEC認定国際ビューティースペシャリストの資格を取得。
主席で卒業したNYの母校(Atelier Esthetique Institute)で非常勤講師として教鞭を執り、拠点を日本に移すと2009年に美容ブランド「SIMPLISSE(シンプリス)」をスタート。現在は美容記事の監修や執筆活動、講演など多方面で活躍している。
「VOCE」で『Besame Beaute』を、「FRaU」では『スキンケアマスター山本未奈子の SKINCARE BAR 』を連載中。著書に『「なんでやせないんだろう?」 35歳からの「もう太らない自分」の作り方』(講談社)など。

Posted:

2017/10/09

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