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何かを始める時、直感で心に響いたものはすぐに扉を開けて – 美容家・石井美保

豊富な美容の知識を持ち合わせ、数多くの女性誌やイベントにも引っ張りだこの美容家・石井美保さん。12年前に麻布十番でまつげエクステのサロンをスタートされ、今でも自ら現場に立つ傍ら美容家としても幅広く活躍されています。
今回はそんな石井さんに、美容の道に進むまでのお話をはじめ、ご自身の肌歴やスキンケアで大切にされていること、具体的なメソッドまで、たっぷりお話しいただきました。3回にわたってお届けします。


―まずは、石井さんが美容の道に進まれた時のお話から伺っていきたいと思います! 学生の頃から美容の道を意識されていたのでしょうか?

はい、その頃から美容のことをやりたかったんですけれど、母に反対されてしまいまして(笑)。小さい頃から学校の先生になりなさいと言われていて、そう思って勉強していました。英語の教職免許も持っているんですよ。でも、本当はなりたくなかった…。
それで母に隠れてコスメを買ったりマニキュアをぬったりしていましたが、そんなことをやっている暇があったら勉強しなさいという感じで。母への反発心みたいなものもあって(美容が)楽しみになっていたところもあり、当時はこっそりやっていましたね。

―厳しいご家庭だったのですね。そんな中で、どのようにして美容を仕事にするようになったのでしょう?

大学在学中、たまたま友人と新宿にご飯を食べに行った時に、隣にネイルサロンがありました。“なんだこれは”と思い、「ちょっと私、ここでネイルをやっていきたいから先に帰ってて」みたいな話になったんです(笑)。その時に、元の爪の長さよりも長くしたり、デザインを施したりという技術を初めて知って、“私はこれを人にやりたい”と思い、翌日すぐに学校を探しました。

―行動がお早いですね!

それも母に隠れてなんですけども(笑)、父には「どうしても行きたい」とお願いして「好きなことでやっていきなさい」と応援してくれました。最終的に2つのスクールに通ったあと恩師について、NYへ道具の買いつけなどにも行って。ただ、その頃に私が電撃結婚をしまして、ネイルの道は諦めてしまったんです。


―その後、また美容の道に戻られたんですね。

28~29歳頃にまた仕事をしようと思った時にはネイル業界がある程度出来上がっていて、また一から参戦するには遅かったんですね。それでも美容のお仕事と思った時に、テレビか何かで、偶然まつげエクステの特集を見かけました。“これだ!”と感じてお店を探して、またすぐにやりに行きました(笑)。

―すごいです・・・!

私は、“これだ”と直感が働いたらすぐ動くことをモットーにしています。自分の目で見て違ったらやめればいいだけのことなので、ずっとやるかやらないかで悩まないようにしていて。
その時も、すぐにまつエクをしに行きました(笑)。当時はマスカラ全盛期の時代でしたが、私は自分のまつ毛は細かったり短かったりで、あまり納得がいってなかったんですね。マスカラには30分ほど費やしてメークをしていたほど。
そんな時にまつエクをして、突然生まれ変わったような気分になりました。それで、“これはかなりの人を救えるな”と。特に日本人はまつ毛が少ないことで悩んでいる方も多いので、私はこれを仕事にしようと思って、またすぐに学校を探して習いに行きました。

―そうして学校に行かれた後に、まつげサロンをスタートされたんですね。

はい、最初は自宅開業で、幼稚園のママ友や同じマンションのご婦人がたが来てくださいました。皆さん応援してくれて、とても喜んでくださって、嬉しかったですね。始めて1年ほどで自宅とは別の場所にワンルームを借りました。当時は杉並区に住んでいたので、麻布十番と自宅を1日3往復することも(笑)。


―まつげエクステ、ネイル、エステができる今の形態には、どのようになっていったのでしょう?

(サロンを始めた)当時まつげエクステをいち早く取り入れる方って、もれなくネイルもされていたんですね。「一緒に2つをできたらいいのにな」というお声をいただいて、同時にできるサロンを作ろうと、ネイリストを雇ってまた別の物件に移りました。当時はそういったお店が他になかったこともあり、口コミでたくさんの方に来ていただけるようになりました。さらにエステもやりたいということで徐々に拡大していって、今の店舗は4軒目になります。

―そこから美容家として活動されるようになったのは、どのようなきっかけでしたか。

まつげエクステがとてもブームになった時に、エクステのサロンとして取材を受けることが一時すごく増えたんです。その時に、美容雑誌などの各媒体で私に会ってくださった方が「石井さんって、美容は何かやっているんですか」とか、「スキンケアにこだわりはありますか」などと聞いてくださって、「今度それで出てくださいね」とおっしゃってくださって。私で良ければという感じでたまに(メディアに)出るようになって、気づけば美容家になっていました(笑)。

―今では石井さんのことを、初めに「美容家」として認識される方もきっと多いですよね。好きを仕事にされた大先輩ということで、自分の人生を掴んでいくコツについても教えてください!

私は直感で自分の中に響いたものは、絶対にすぐ扉を開けてみるようにしています。いくらでも人生は途中で進路変更できるので、怖がらずに進んでみてくださいね。
そして、これだと思った時にはもったいぶらず、全精力投資すること。例えば私もサロンをスタートした時は、どんな時間帯でもお客さんを取っていました。それに最初は施術に時間もかかったんですけれども、納得のいかない仕上がりの時にはお客さんに謝って、最初からやり直しさせていただくこともありました。これだと思ったら、時間もお金も材料も、一切出し惜しみしないことが大切だと感じています。


―新しいことを始める時、怖くなることはなかったのでしょうか?

実は、私は母も幼児教育の学校を開いていて、開業しているんです。その母から「だめだったら辞めればいいし、辞めたところで大借金を抱えるほどのことではないんだから、とりあえずやってみなさい」と言ってもらって、その一言でそうだよねと思いました。せっかく生きているんだから、やれるだけのことをやりたいなと。(笑顔で)今はサロンに来てくださる方や、(雑誌などで)私からの情報を得てくださっている方から「石井さんの言ったとおりにやったら肌がちょっと良くなって、少しハッピーな気持ちになりました」とか、「自信を持てるようになりました」と言っていただくことが嬉しくてやっている感じです。


柔らかい雰囲気からは想像のつかない、芯の通った強さをお持ちの石井美保さん。多くの女性が美肌を目指して美容家・石井美保についていきたくなる気持ちも納得です。次回はご自身の肌歴や、具体的なスキンケア法についても伺います。ご期待くださいね。



石井 美保

美容家
トータルビューティーサロンRiche主宰

1976年生まれ。2005年より麻布十番でまつげサロンを経営し、アイリスト育成の傍ら、豊富な美容知識を生かしたメイクレッスンや美容カウンセリング、パーソナルコンサルティングなどを行う。美容に関する深い知識を生かし、現在は美容家としても多方面で活躍中。著書に「石井美保のSecret Beauty」(宝島社)など。

Instagram https://www.instagram.com/miho_ishii/
ブログ https://ameblo.jp/riche-miho/

Posted:

2017/10/16

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